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【Garmin ForeAthlete 245】実際のバッテリーの稼働時間を検証・確認

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ガーミン245のバッテリー

ガーミン235Jの稼働時間がGPSモードで約11時間だったのに対して、ガーミン245ではGPS使用時最大22時間となりました。GPSを使用しての稼働時間が11時間から22時間と倍になった事でこれまでとは違った使い方もできるようになると感じています。

今回はガーミン245の稼働時間が実際にどれくらいなのかを検証しましたのでレビューします。

ガーミン245のバッテリー(稼働時間)

235Jでも満足だった稼働時間

先にお話ししておきますが、私自身は235Jのバッテリーに対して特に不満もなく満足をしてました。235Jを使用開始してから2年半が経って(それなりにバッテリーも消耗しているであろう状態)のフルマラソンで235Jを使用していますが、3.5時間のGPS使用を含む一日使用でも、夜充電するタイミングで50%以上のバッテリーが残ってましたので、フルマラソンであれば十分すぎると感じていました。

また、日々お風呂に入っている時は235Jを充電するというルーチンが出来上がっていましたので、バッテリー切れを起こして困ったことは過去に一度もありませんでした。

ですので今回11時間から22時間に改良されたという発表を聞いても最初は特別な感動はありませんでした。

ただ、よくよく考えると22時間GPSが使用できるということは100kmなど長距離のウルトラマラソンに245で挑戦できるって事です。私自身今はウルトラマラソンの出走予定はありませんが、どこかで挑戦したいな〜という憧れはあるわけです。ただウルトラマラソンに参加してログを取得するのであれば235Jでは対応できずランニングウォッチも買い換える必要がありました。

ガーミン社ランニングウォッチの稼働時間比較とウルトラマラソン

下はガーミンのランニングウォッチの稼働時間の比較表。

製品名 稼働時間 価格

ForeAthlete 245
ForeAthlete 245 Music

スマートウォッチモード:最大7日間
GPS+音楽モード:最大6時間
GPS+音楽なし:最大22時間(Music

34,800円
39,800円(Music)

ForeAthlete 235J

トレーニングモード(GPS):約11時間
トレーニングモード(GPSGLONASS):約9時間
時計モード:約9週間
時計モード+ライフログ+通知機能+光学式心拍計:約9日間

29,800円

ForeAthlete 645
ForeAthlete 645 Music

スマートモード:最大7日間
GPSモード+心拍計:最大14時間
音楽再生+GPSモード+心拍計:最大5時間Music

44,800円
49,800円(Music)

ForeAthlete 735 XT J

光学式心拍計を使用しないUltraTracモード:最大24時間
GPSと光学式心拍計、ライフログ:最大14時間
ライフログ、通知機能、光学式心拍計:最大11日間

39,800円

ForeAthlete 935

Smartモード:最大2週間
GPS/HRモード:最大21時間
UltraTrac™モード:最大44時間

57,800円

ForeAthlete 945

スマートウォッチモード:最大14日間
トレーニングモード(音楽再生+GPSモード+光学式心拍計):約10時間
トレーニングモード(GPSモード+光学式心拍計):約32時間
ウルトラトラックモード:約50時間

645や735などのモデルでもGPS使用時の稼働時間は14時間となっているので、100kmマラソンやある程度年数を使用した状況では厳しく、これまでならウルトラマラソンに参加してきちんとログを残すのであれば935・945などの高級モデルを準備する必要がありました。

しかし、935や945だとトライアスロンに特化したGPSウォッチでバイクやスイムも測定できるウォッチです。ランニング専門のユーザーですと機能的に宝の持ち腐れ感も高く、少なくとも自分であれば躊躇します。(それにしても今回発表された945の稼働時間もすごいですね。GPSモード32時間って1日以上GPS着けて走ってられるw)

ちなみに有名どころな100kmウルトラマラソンの関門(制限時間)は以下の感じです。

サロマ湖100kmウルトラマラソン:13時間
四万十川ウルトラマラソン:14時間
丹後100kmウルトラマラソン:14時間

早く走れるランナーなら問題ないかもしれませんが・・・

今回ガーミン245で22時間の稼働時間になった事で、高スペックモデルを購入しなくとも、100kmなど長距離のウルトラマラソンにも十分に対応できることになったのが大きいと思います。

これからフルマラソンを挑戦していく過程の方でしたら、私はウルトラマラソンなんて考えていないって思うかもしれませんが、フルマラソンを何本か走っていると次はウルトラマラソンが気になるものだったりします。

ガーミン245の稼働時間

さて、ガーミン245を購入してから、実際のところどれくらいの稼働時間なのかをリアルに検証していますのでお伝えします。

測定をし始めた5月18日からのバッテリーログを取ってみたところ下記の結果となりました。

日時 バッテリー残量 トピック
5月18日(土)8:00 100% ガーミン245初充電。元々充電されていたようで100%までさほど時間は要しなかった
5月18日(土)13:00 78% 1時間のランニング、音楽併用にてGPSを使用。思いの外バッテリーが減っていて驚く
5月18日(土)15:00 100% 充電を行い100%にする(充電時間は未確認)
5月19日(日)6:17 79% 一晩開けてのバッテリー残量。ここから100%まで充電する。
79%→100%までの充電に26分を要した
5月19日(日)6:43 100% 後1時間のランニングにてGPSを使用
5月20日(月)7:00 78% 朝起きた時の残量
休足日のためGPSは使用せず
5月21日(火)8:00 63% 朝起きた時の残量
1時間のランニングにてGPSを使用
5月22日(水)7:00 35% 朝起きた時の残量
1時間のランニングにてGPSを使用
ランニング後に残量確認したところ27%の残量
この状態から1日過ごす
5月23日(木)6:12 17% 朝起きた時の残量
この日の夕方に長距離ランを走るため、一旦測定は終了して充電を行う
5月23日(木)7:18 100% 17%→100%までの充電に1時間8分を要した
5月23日(木)17:21 95% 長距離ランスタート
5月23日(木)20:13 77% 25km(約3時間)のランニングにてGPSを使用後の残量
5月24日(金)8:20 72% 朝起きてバッテリー残量を測定
5月24日(金)21:15 67% バッテリー残量を測定(この日ランは無し)
5月25日(土)8:42 63% 1番明けて4%減った
ここで充電開始
5月25日(土)9:18 100% 63%→100%までの充電に36分を要した
5月25日(土)13:56 98% ここから1時間45分のランニング・音楽併用にてGPSを使用
5月25日(土)15:42 70% ランニング終了後バッテリー残量確認。1:45のGPS+音楽で28%のバッテリーを使ったことが確認できた
5月26日(日)7:05 65% 音楽併用にてどこまで使用できるか検証。約3時間10分のGPS使用・音楽併用にて10:15にバッテリーが0%となりデータが自動保存された。
5月26日(日)10:24 0% 充電開始
5月26日(日)11:37 100% 0%→100%までの充電時間は1時間13分であったこと確認取れた。
5月27日(月)8:37 94% 一晩明けた朝にバッテリーを確認したところ。
夜、約50分GPS+音楽モードでランニング。
5月28日(火)8:40 64% ここで充電開始
5月28日(火)9:13 100% 64%→100%までの充電に33分を要した

ガーミン245の仕様である22時間、GPSを付けて行動し続けたり走り続けることは現実ではありませんので、上記の数値はそれなりに現実的な数値であると感じています。

235Jと比べて良いなーと感じている点が、235Jの時は充電せずに二日連続で走るイメージは持てませんでした245であれば数日程度であれば1日10キロ(1時間のGPS使用)走ってもバッテリー残量で困る事は無く充電しないでも過ごせるのは何気にありがたいです。

またForeAthlete 245 Musicは「GPS+音楽モード」は最大6時間という仕様です。5月25日・26日と2日2ランに分けての測定となりましたが、1時間45分+3時間10分で合計約5時間GPSと併用して音楽を聞くことができ、また丸1日スマートウォッチとして普通に使用することができました。100%でスタートしてGPS+音楽のみで使用するのであれば、6時間前後の使用が可能なイメージが持てます。

こちら余談ですが、バッテリー残量が10%になったタイミングで、振動とガイダンスが流れて10%まで減ったことを教えてくれました。GPS+音楽モードで残り10%から0%になるまでは厳密な時間は確認できませんでしたが約30分程度でした。

その後、0%になったタイミングで自動セーブが始まり電源が落ちる流れです。

こちらバッテリー残量が0%になったところで、ボタンを押しても下のような充電マークが表示されるだけの状態となります。

ランニング中にバッテリーが0%になった際に、データを自動保存してくれるのはありがたいですね。ランニング中に0%にするのは初めての体験でしたのでドキドキしましたが、そこまでのデータはしっかり記憶されていました。

せっかく180分LSD21キロ走ったのに、データが消えてたら正直凹みます。笑

もう一つ、バッテリー残量0%から100%までの充電が予想以上に早く、1時間13分で充電できたのには驚きました。

ちなみにForeAthlete 245 Musicの場合は、充電ケーブルを挿すと自動的にWifiに接続しに行き、接続ができると音楽サービス(私の場合はSpotify)との同期が開始されます。充電のタイミングで同期してくれるのはありがたいですね。

今後もこれまで同様にお風呂に入っているときに充電というルーチンは崩さないと思いますが、急遽仕事で帰れず充電ができないなんて状況もあり得るわけで、そういった際に今回のバッテリーの改良がしっかりと活きてくると感じます。

ガーミン245の充電速度

以下は、上のデータおよび直近の状況から充電開始→100%になるまでの充電時間だけ抜粋したデータとなります。合わせて参考にしてください。

充電開始・終了時間 バッテリー残量 かかった時間
5月19日(日)6:17→6:43 79%→100% 26分
5月23日(木)6:12→7:18 17%→100% 1時間8分
5月25日(土)8:42→9:18 63%→100% 36分
5月26日(日)10:24→11:37 0%→100% 1時間13分
5月28日(火)8:40→9:13 64%→100% 33分
5月29日(水)8:12→8:28 94%→100% 16分
5月30日(木)8:20→8:48 76%→100% 28分
5月31日(金)7:30→7:49 86%→100% 19分
6月1日(土)13:45→14:40 30%→100% 55分
6月2日(日)11:20→12:00 56%→100% 40分
6月4日(火)7:55→8:22 76%→100% 27分
6月5日(水)8:57→9:13 89%→100% 16分
6月6日(木)23:08→23:48 55%→100% 40分
6月8日(土)16:39→17:25 48%→100% 46分
6月9日(日)11:44→12:29 46%→100% 45分

以上、ガーミン245のバッテリーの実際の持ちについて報告とさせていただきます。

Garmin ForeAthlete 245・245Musicに関する記事

lifelog

フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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