1月16日、二子玉川にて開催されたマラソン大会、二子玉川エコマラソンに参加してきました。
二子玉川エコマラソンは今回で11回目を迎えるちょっとした歴史のある大会。10kmの部、ハーフの部、駅伝の3つの部門があり、私はハーフを走ってきました。
実は私、これまでフルマラソンは何度も走ってますが、ハーフマラソンは今回が初めてです。
2月末に予定している湘南国際マラソンに向けて、今の自分の実力を把握しておきたいと思いエントリーしました。
この記事では、人生初のハーフマラソン記念大会となった二子玉川エコマラソンの出走レポをお届けします。自分のランログとして残したいだけなので有益な情報はありませんが、宜しければお付き合いください。
目次
二子玉川エコマラソンってどんな大会?
さて、今回走った二子玉川エコマラソン。
簡単に大会概要をお話しすると、今回の参加者は10km16人、ハーフ16人、駅伝9チーム(36名)、ランナー合計68名と小規模のイベントでした。
スタート・ゴールは瀬田ピクニック広場で、多摩川沿いの河川敷片道5kmを往復します(ハーフは最初の550mで折り返しスタート地点に戻ってから二往復)
基本的にフラットで記録の出しやすいコースですが、路面はアスファルト部分と土の部分で分かれていて、土の路面が多いなという印象でした。
ちなみに主催者はユルゲンさんというドイツの方(多分)。良い意味で癖が強くて・・・準備体操とか恥ずかしくて、ここでしか出来ない体操でしたよ。
でもまあ、とにかく超アットホームで楽しい雰囲気のイベントでした^^
ハーフマラソンの目標設定と走り方
さて、私にとっては今回のハーフマラソンは人生初です。
今回悩んだのは、ハーフマラソンの走り方が良くわかってなかったところ。
10kmまでなら強引に押し切る感覚だし、フルならネガティブで入って後半まで体力温存がベース。その中間のハーフマラソンの走り方って?
そんな悩みから超今更感はありつつ、インターネットで「ハーフマラソン 走り方」・「ハーフマラソン コツ」などで検索をかけて出てきた情報を信じることに。
フルマラソンのネガティブスプリットのスモール版ってところでしょうか。
目標タイムに関しては色々悩みましたが、これまで練習も含めサブ3ペースである4:16/kmを休憩なしでハーフ距離を走ったことがありませんでしたので、「前半は4:16~4:20/kmペースを維持、あわよくば後半にペースを上げて1時間30分切りを!」というのを目標に設定しました。
サブ3を狙う身としては、4:10/kmペース、1時間28分前後を狙っていきたいところですが、正直今の実力では難易度が高すぎます。
ラン仲間のさいとーさんに「4:16~4:20で!」と言ったところ「は?」と言われましたが、この辺りは冷静に判断できたと思います。
4:10で突っ込んだら15kmも走れずに終わるところでした。
ラン中の選曲
続いては走行中に流す曲の選曲です。
大会中に音楽を聴くのは禁止の大会もありますが、私は聴く事がOKな大会では出来るだけ聞きたい派。大会前に、どのシーンで何を流すか、どの順番で流すのかを選曲するのもマラソン大会の楽しみだったりします。
ちなみに以前走った横浜マラソンでは、3時間15分を目標にゴール地点でゆずの栄光の架橋を流す選曲しましたが、途中で足が終わってしまいゴール手前2km地点で全ての曲が流れ終わってしまうという事もありました。無音でのゴールはさみしかった。
では今回の選曲。
スタートタイミングの1曲目では、ホルスト作曲の「木星(Jupiter)」を選びました。
この曲の中間部を使ったのが平原綾香さんのJupiterで、Jupiterはマラソンドラマ陸王の主題歌としても使われてます。
聞いていただければ分かりますが、とにかく気持ちが上がっていきますよ。
合わせて、押す・引くのバランスも良い曲なので、序盤からのベースオーバーにもなりません。
木星が流れ終わった後は、テンポが良くアゲアゲな曲をいくつかチョイス。具体的にはMike WilliamsのThe Beat、MoweのSkyline、そしてLMFAO Shotsなどです。
この辺りの曲は大会では必ず入れているので、これを流すとマラソン大会走ってるって気分になります。
一通りお気に入りのマラソン大会ベストを流し終わった後に挿入したのがYOASOBIです。
YOASOBIてマラソンに合うの?って感じられる人もいると思いますが、結構合うんですよ。テンポが良いので、今回の様にペース維持が目標の走行には適している気がしています。
ファーストシングル「夜に駆ける」からスタートし、「あの夢をなぞって」・「ハルジオン」・「たぶん」・・・「もしも命が描けたら」まで、日本語バージョンで発売された全曲を発売された順に設定しました。
最後、ゴール手前1km目途の1時間26分あたりに設定したのが平原綾香さんのJupiterです。
陸王で興奮した身としてはこれを聴かないと終われません。
Jupiter で始まり Jupiter で終わる。我ながら素晴らしい選曲が出来たと思います。
走行レポ
かなり前置きが長くなってしまいましたが、二子玉川エコマラソン・ハーフの部走行レポに入ります。
スタート~6km
この大会は10km、ハーフ、駅伝の全員が一斉スタートという事、また参加人数が少ない事もあり号砲と同時に速いペースで飛び出すランナーと一緒に走り始めます。
当たり前の様にキロ3分中盤で入っていくランナーの中、とにかく抑え気味にを心がけてスタートしました。
とは言いつつ、抑えているつもりでもやっぱりスピード出ちゃうんですよね。走り始めタイムを見ると、3:40/kmあたりの速度まで上がっていて、とにかく抑える事を意識した走り出しでした。
- ラップ1:4:12.9
- ラップ2:4:17.9
今回のコースは河川敷のフラットコース5kmを往復ですが、2~4kmあたりが土の路面になっています。
私、土の上を走るという経験があまりなかったのですが、アスファルトと土ではシューズから貰える反発が全然違うんですね。
土の路面に入ってから自分がイメージしているような反発が得られず、思うようにスピードを維持することができない感覚がありました。
- ラップ3:4:18.3
- ラップ4:4:18.8
- ラップ5:4:22.8
- ラップ6:4:21.3
前半目標が4:16~4:20でしたので目標内では走っているものの、楽に走っている感覚ではありませんでした。
6~11km
最初の折り返し地点をターン。
少し走っていると、同じハーフマラソンの部を走っているランナーが自分の前に見えてきました。
そのまま抜こうとしたところ、そのランナーさんもスピードを上げて並走状態に。背の高い外人ランナーでしたので、風よけ的な感覚で後ろを走らせていただく作戦に切り替えました。
- ラップ7:4:17.8
- ラップ8:4:20.8
- ラップ9:4:17.8
- ラップ10:4:20.7
- ラップ11:4:22.1
この辺り、足はまだ残っていましたが、目標の4:20が中々切れないラップが続き、いや~な感じでしたね。
ハーフという距離の経験が無いので、無理にでも上げるべきなのか、後半に向けてまだ温存するのかを悩みつつ、とは言っても今のペースがぶっちゃけ苦しいぞ・・・的な。
正直なところ、後半上げていくイメージは全く持てない状態でした。
外人ランナーさんも上がったり落ちたりだったので同じ気持ちだったと思います。
往復して2度目の土路面にて、土路面は反発を貰えないんだというのをしっかりと理解しました。
11~16km
後半残り10kmです。
ここからはラン仲間のりょーたさん(10kmの部で優勝)がペーサーを買って出てくれて、自分の前を走ってくれました。10kmガチで走ったばかりなのに本当に感謝しかない。
りょーたさんにお願いしたペースは4:16でしたが、最初5kmのラップは以下でした。
- ラップ12:4:18.9
- ラップ13:4:21.2
- ラップ14:4:17.0
- ラップ15:4:19.4
- ラップ16:4:17.7
「あれ?4:16出てない」と思いつつも、自分もギリギリな状態でしたので、お言葉に甘えて・・・的な状態でしたね。
16~ゴール
最後の折り返しをターンし、残り5kmです。
やっぱり早いランナーは後半に上げるんですよね。
ラップ17からりょーたさんのペースが上がりました。
4:13→4:16→4:11とこれまでより5~10秒ほど速いペースで、ついていくのがやっと。
ラップ19辺りは、とにかく走るのを辞める理由ばかりを考えながら走っていましたね。石ころにつまずいて転んだら楽になれるとか、足を捻って走れなくなったとかw
心の弱さは生まれつきで、年をとっても成長しません。
そして油断するとりょーたさんとの距離が3m、、、5mと離れていきます。
そんなネガティブな心境もあり20ラップ目で4:17.4まで落ちましたが、残り1kmにもなると最後まで頑張ろうという気持ちも芽生えます。
合わせて選曲も完璧。残り1kmにて平原綾香さんのJupiterが流れ始めます。
そして先に10キロの部を走り終えたラン仲間が近づいてきて並走。
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い旨の奧でつながっている
ゴール間近、曲とも重なって、いろんな感情が湧いてくるシーン。
そんな訳はなく、このタイミングでの仲間の並走って、めちゃくちゃ追い込んでくるんですよね。
走っている最中はとにかく迷惑でしかないアレ。
最後の最後にペースがピコっと上がっているのがグラフからも伝わってきます。
追い込みやがってちくしょーと思いながらなんとかゴール。
そんな追い込みも走り終わってみれば感謝しかないんですけどね。
- ラップ17:4:13.0
- ラップ18:4:16.6
- ラップ19:4:10.9
- ラップ20:4:17.4
- ラップ21:4:14.0
- ~ゴール:0:45.7
最後までペースを落とすことなく走り切れて、最終的なタイムは1時間31分02秒でした。
ちなみにりょーたさんにペーサーをやってもらった10kmのタイムはジャスト4:16/kmアベレージ。後半でまとめるのは流石でしたね。きつかったけど。
こちらの動画に映ってる、丁度1:00:00あたりでガッツポーズでゴールしているのが私です^^
そしてこちらが今回のラップ。
ガチでハーフ走って理解した課題
今回、自分の中ではガチ目にハーフを走り、改めて今の自分の実力を把握できたと感じています。
シンプルに言えるのは、そもそもサブ3狙える状態ではないという事でしょうか。
スピードも体力も、そして精神力的にも4:16/kmペースで42kmを走れるレベルじゃないという事をしっかりと叩きつけられました。
あわよくば2月末の湘南国際マラソンにてサブ3チャレンジと考えていましたが、まだまだ挑戦するチケットを入手出来てないですね。
湘南国際まで残り1か月ありますので、最後まで足掻きますが、本番では自分の実力に合ったペースでスタートを迎えたいと思いました。
以上、二子玉川エコマラソン・ハーフの部レポでした。
最後に、このイベントを開催してくれたユルゲンさん及び関係者の皆様、お誘い下さったすとちゃん、一緒に走ったみんな、本当にありがとうございました!!