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今後のフルマラソンでの給水を考えてハイドレーション環境を整える

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これまでフルマラソンでの給水と言えばエイドでの補給が一般的でしたが、湘南国際マラソンでの「マイカップ・マイボトル持参」など、給水のあり方が大きく変わってくるような気がしている今日この頃です。

今まではエイドで紙コップでスポーツドリンクや水などの水分を補給させてもらえ、「補給したら紙コップを捨てる」が当たり前でしたが、それ自体イケてない考え方。

実際これまでの湘南国際マラソンでは、25000人のランナーに対して13ヶ所の給水ポイントを設け、水とスポーツドリンクあわせて3万1500本のペットボトル、50万個にもおよぶ使い捨てカップを用意していたそう。

飲まれるドリンクは良いとして、一口飲んだだけで捨てられてしまう50万個の使い捨て紙カップは、今どきのサスティナブルな考え方にそぐわないのは、自分にもイメージが付きます。

さて、サスティナブルな考え方が大切なことである事は十分に理解できるものの、フルマラソンで記録に挑戦したいランナー立ち位置で見ると、それはそれで悩ましい問題が生じます。

この記事では、サスティナブルな方向に向かうフルマラソンなどのレースに対して、どのように乗り越えていくべきなのか考えている事と実践を進めている事をお話しします。

湘南国際マラソンマイカップ・マイボトル持参に対しての悩み

改めて、今回の悩みの起点となったのが2020年度冬(2021.02.28)に開催される予定であった湘南国際マラソンです。

元々は「コロナ下でどうしたら安全なマラソン大会を開催できるのか、エイドなどでの密を防げるのか?」から発案されたものだと思われますが、合わせて地球環境に配慮したサスティナブルなマラソン大会というコンセプトを打ち出してきました。

https://www.shonan-kokusai.jp/15th/tabb/mybottle.html

↑マイボトルで走る事に対しての説明ページ

2020年度の15回湘南国際マラソンは中止に終わってしまいましたが、次回予定されている2021年度の16回湘南国際マラソンでもマイボトルマラソンを継続することはすでに発表されています。

https://www.shonan-kokusai.jp/16th/

湘南国際マラソンはSDGsな考え方にドンピシャで私自身も賛同しますし、また湘南国際マラソンでの取り組みが成功すれば他のマラソン大会でもマイボトルマラソンを取り入れる大会は一気に増えていくのではと考えられます。

しかしその一方で、今まではエイドのおかげで身軽な状態で走れていたフルマラソンが出来なくなるという事。

これまでエイドにて用意いただいたドリンクを手に取れれば給水出来ていたものが、今後は持参したマイボトルに自分で飲み物を入れなければならないのですから、確実にタイムロスに繋がります。

1分1秒のタイム短縮を目指しているランナーにとっては悩みどころです。

  • マイボトルを持ちながら走り続ける違和感や疲労
  • ボトルに給水するために要する時間
  • 給水するたびに立ち止まる事で生じる疲労

といったタイムロスや疲労・違和感などを考えると、そのサスティナブルなレースでは記録を狙えないという判断をせざる得ない訳です。

とは言っても湘南国際マラソンで記録を出したい

さて、私にとっての湘南国際マラソンは、毎年の成果を出し切る本命レースでもあります。

2019年12月に開催された湘南国際マラソンで3時間9分という自己ベストを出したレースで、そこから先はコロナの影響もありフルマラソンに参加できない状態が続いてました。

2021年の湘南国際マラソンでは、少なくとも2年前の自分を超す事、出来ればこのレースでサブ3を狙いに行く事を目標に練習を積んでいます。

2年前の記録よりも落ちる事だけは避けたいです。

2021年度の出走レースは、10月末の横浜マラソン、2022年2月末の湘南国際マラソンの2本が決まっているので(湘南国際はエントリー前)、普段の練習とあわせ、横浜マラソンを湘南国際マラソンのマイボトルマラソンの予行練習にあて、本番に挑む方向で調整をしていこうと思います。

ハイドレーション環境を検討する

さて、マイカップ・マイボトル持参の湘南国際マラソンで良い成果を出すために、給水対策をどうするかを考えているわけですが、現在検討しているのがハイドレーション環境を整えて湘南国際マラソンに挑戦する方法です。

ハイドレーションというのは、水分補給の方法の一つで、ビニール状のボトルにチューブを取り付け、チューブから水を飲めるようにしたもので、フルマラソンでハイドレーションを用いる方は少ないですが、トレイルランなどではよく使われています。

ハイドレーション用のリザーバーに水を入れ、ハイドレーション対応リュックに装着します
バックパックの中に1.5リットルほどの水が入っている

ちなみに写真のハイドレーションリザーバーとリュックは、アマゾンにてセットで2,580円で売っていたので試しに買ってみたもの。

リュックとリザーバーで1万円を軽く超えてしまうものが多い中、2580円は安すぎて不安でしたが、しっかりと締めれば揺れも少なく問題なく使えるので、とりあえずハイドレーションってどんなものかを試してみたい方には良いと思います。

チューブの先端を噛むと水が出ますが、噛まずともチューブの先端を指で抑えると水が出るので、走っている最中に顔を洗ったりするのにも便利だと感じました

さて私、背中に2リットルのハイドレーションを背負って走る事に対して不安はあったものの、慣れれば普通に走れるだろうと軽く考えていましたが、実際に背負って走ってみると全く普段通りには走る事が出来ません。

約2キロ増というのは予想外に重たく、足への負担が高まりますし、走り方にも影響が出てきます。

当然ですがスピードを出す事も出来ず、サブ3どころか、サブ4ペースを維持するのが大変なレベルです。

そして走り終わった後は、めちゃくちゃ肩がこります。

少なくともハイドレーションを背負った走り方をマスターしつつ、それに耐えうる筋力を付けなければ良い結果は出せないと理解しました。

今の状態では、ハイドレーションで走るよりも、マイボトルを持って適時エイドで給水しながら走った方が良い成果が出る事は否めないでしょうね^^;

ハイドレーションを背負って当たり前のように走っているトレイルランナーさん、改めて凄いです。尊敬します。

これから検討する事

さて、ハイドレーションを導入しただけでは、今の状態ではタイムを狙うレースでの代替えにはならないことをまずは理解したわけですが、今後やること・検討する事を上げておきます。

ハイドレーション環境に慣れる

まず一番優先順位が高いのが、ハイドレーションを背負った走り方に慣れる事と、背負った状態でサブ3ペースで走れる走力を付けることです。

自分の体に合ったハイドレーション環境を準備する事

とりあえず安価で購入したハイドレーションで走っていますが、他にもいくつか試してみたいものがあります。

具体的には実績のあるブランドのハイドレーション用バックパックと、背中に背負うのではなく、胸にボトルを装着するタイプのもので、以下の二つを取り寄せています。

ノースフェイス マーティンウィングLT NM61713 バッグ Martin Wing LT 2021年春夏
サロモン AGILE 2SET 2020SS

今使っているハイドレーションバックと比較して、一番走りやすいものを選びたいです。

冬場のフルマラソンで必要な給水量を見極める

最後に、自分の中でよく分かっていないのが、冬場のフルマラソンでどの程度の給水量が必要なのかどうかという事。

当然、用意する水分量が少なければ荷物が軽くなり走りやすくなるわけですが、どれくらいの量が適正なのかが良く理解できていません。

ネット情報を見ている限り、冬場のレースであれば1リットルもあれば十分だろうとは思いつつも測定したことが無いので悩みどころ。

練習でマラソンペースでフル距離を走れる機会はそうそうないので、10月末に行われる横浜マラソンにて1リットルの水分を準備して検証してみたいです。

lifelog

フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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