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板橋Cityマラソンも中止のお知らせ。コロナウイルスによって本命レースが無くなってしまったランナーの気持ち

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2020年の板橋Cityマラソンがコロナウイルスの影響によって中止となり、私の今シーズンが終了しました。

私にとって板橋Cityマラソンは思い入れの強いレースです。

まず、初めてのフルマラソンが2018板橋Cityマラソン。サブ3.5と豪語しつつ出走したものの、全くの実力不足でボロボロになりながらなんとかサブ4を掴み取ったのが思い出です。フルマラソンの厳しさを味わいました。

翌年の2019板橋Cityマラソンでは前年のリベンジとして再度サブ3.5に挑戦して無事達成。目標に向かって頑張ること・その上で目標を達成できた時の嬉しさを体験しました。

走り始めてからずっとサブ3.5を目標にして走ってきたので、達成したことでマラソンに対しての「早く走れるようになりたい欲」は消えるのかなと思ってましたが、それも束の間。レースが終わって数日後には、サブ3.25に挑戦しようと考えている自分、そして気付けばサブ3を真剣に考える自分がいました。

なんなんでしょうね。次から次へと生まれる「早く走れるようになりたい欲」。笑

とは言いつつ、サブ3.5とサブ3では信じられないほどの大きな差があり、これまで通りの練習を行なっているだけでサブ3への到達は絶対無理であることも十分に理解していました。

私は現在45歳(当時は44歳)。当時、本格的に走り始めて2年程度の時期で、走った分だけ結果として付いてくる段階でしたが、年齢的に考えればこれから少しずつ体力は落ちてくる年齢であることも否めません。

いつまでも走力が上がるわけではないから、できれば45歳でサブ3を取りたいという気持ちがあり、サブ3を目標にするのであればこの一年で徹底的にトレーニングを詰め込んで結果を出そうと考えました。

勝負レースはもちろん2020年度の板橋Cityマラソン。
自分にとってのマラソンの聖地、板橋でサブ3を取る事を目標に今シーズンがスタートしたのでした。

サブ3を目標とすることを決めた頃、「サブ3を達成するということは仕事・家族との時間以外は全てをトレーニングに充てる覚悟を持てたランナーが達成できる偉業」、そんな感じの記事を読んだことがあります。

この言葉はまさしくその通りだと感じまして、実際、この1年間で走った距離はガーミンログで3460kmでした。
大きなイベントがない限り、月間300km以上を目標に走り込んできていますが、前後の準備や別トレーニングも考慮すると1日2時間平均は練習に費やしている計算となり、一般的なサラリーマンが1日2時間を年間通して趣味に充て続けるのって簡単ではないことはイメージつくかと思います。

協力してくれた家族にも感謝ですね。

また、単に走り込むだけではなくトレーニング理論も出来るだけ吸収し、早く走れるようになるためにはどうすれば良いかを常に考えながら練習を継続してきました。

2019年12月に出走した湘南国際マラソンで3時間10分をクリアし、まだ余裕はないけど、残り三ヶ月の仕上げ次第では、最低限のサブ3挑戦権は手に入れられたのではというのが今の自分の実力です。

2020年2月17日、東京マラソン中止の発表がありました。違うレースでの発表でしたが最近の状況的に他人ごとには全く思えませんでした。東京が中止になったら、他のレースも後に続いて中止になるだろうというのは多くが考えますよね。

唯一、板橋は東京マラソンと比べて規模が小さいからまだ望み有るのではなんて淡い期待は残していましたが、次々と発表されるマラソン大会中止のニュースの中で自分も板橋を走ることは出来ないだろうと気持ちの整理を始めていました。

東京マラソン中止の発表から4日後の2月21日。板橋Cityマラソンも正式に中止の案内がリリースされました。

https://i-c-m.jp/wp-content/uploads/2020/02/info-discontinued.pdf

ニュースリリースされた瞬間の気持ちとしては、

「あ〜今シーズン終わっちゃった。。」
「これまでの努力をどこにぶつければ良いんだ・・・皇居8.5周して一人フルマラソン実行しようか。笑」

なんてところでしょうか。
これまでの練習の過程を考えると気持ち的にもっともがき苦しむのかなと思いましたが、そこまで気持ち的に落ち込むことは無かったです。

マラソン大会は台風などによって予告なく突然中止になるケースも多いものですが、そういった突然の中止と比較すれば前もって覚悟が出来ていた分、冷静になれていたかと思います。

それと、フルマラソン本番で結果を残したくて1年間走り込んできたのですが、それ以上に普段の練習の意味が強くなっている自分もいるようです。
ラン友達が言っていて妙に腹落ちしたのですが、練習の過程・通過点の中にレースが有るってイメージなんですよね。

なので、レースを走れず結果として残せなくとも、自分の実力は練習の中で理解できてて、

こうなるためにこの練習をする→出来た・出来なかった。
出来たから次のステップはこれ。出来なかったからここをもう一度練習する。
そんな日々の積み重ねで成長を実感出来ているのが純粋にモチベーションに繋がっているのです。

フルマラソンってラッキーで成果を残すことは絶対に出来ないスポーツなんですよね。サブ4レベルの実力のランナーがサブ3に突然挑戦したって、間違いなく走れないわけで。

根性も必要なんですけど、根性論では戦えないスポーツ。自分の実力以上の成果は絶対に出ないから面白いわけで、普段の練習で走力の成長・停滞を味わっていることが自分の中でのやりがいを見出しているというか。

レース本番でしか味わえない高揚感や達成感にたどり着けなかったのは残念です。
とは言いつつ、この1年間の練習は全く無駄なものではなく、1年前と比べて圧倒的に早くなっている自分がここにいる訳で、2020年板橋Cityマラソンという存在があったからこそ今の自分が有ると考えると感謝しかありません。

1年後の2021年板橋Cityマラソンでさらに強くなった姿を見せたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

lifelog

フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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