2021年4月27日より、ガーミンの対象スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスにて血中酸素をトラッキングできる機能が追加されました。
ガーミン公式によると、「血中酸素トラッキング」は、フィットネスとウェルネスの範囲で身体の適応や反応を見ることのできる機能の1つで、血中酸素レベルを知ることで、体調を評価し、フィットネスの目標を立てたり、適切なトレーニング強度を決定することに役立つと記載さ入れています。
※血中酸素濃度はコロナの症状の図るうえでの判断数値とも言われていますが、ガーミンの血中酸素トラッキングは、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器ではありませんので注意ください!
ガーミンの血中酸素トラッキング機能は、比較的最近発売されたウェアラブルデバイスが対象となり、私が愛用しているガーミン245も対象デバイスなので早速試してみました。
目次
血中酸素トラッキングに対応したデバイスは?
血中酸素トラッキングに対応する機種は、4月27日(火)より順次対応していくとのことで、最初のタイミングである4月27日に対応した機種は下記のとおりです。
- ForeAthlete 945/745/245シリーズ
- VENU/VENU SQシリーズ
- vivoactive 4/4Sシリーズ
- Legacyシリーズ
- vivomove 3/3Sシリーズ
- vivomove Style/Luxeシリーズ
- vivosmart 4
- Approach S62
- MARQ
- fenix 6シリーズ
- Quatix 6X
- Enduro
- fenix 5X Plus
- Instinct Dual Powerシリーズ
- Descent Mk2/Mk2i
- ※Lilyシリーズは、追って対応開始予定。
ガーミン235Jなどの古い機種は残念ながら対応はされていないようで、今のところ発表もありません。
血中酸素トラッキングの始め方(ガーミン245にて)
ガーミン245をベースに記載しますが、それぞれのデバイスでの血中酸素トラッキングの始め方は、Garmin Expressにてデバイスを最新の状態にアップデートすることで使用可能になります。
最新の状態へのアップデートは、手持ちのパソコンにてGarmin Expressを立ち上げて、ガーミン245を接続し、同期させることで最新のバージョンにアップデートできます。
Garmin Expressがインストールされていない場合は、ガーミン社のウェブサイトよりダウンロードしてください。
https://www.garmin.com/ja-JP/software/express/windows/
続いてガーミン245での見方ですが、インストールされているアプリを切り替えることで使用しますので、ガーミン245本体の左側の「up」・「down」ボタンを押して血中酸素トラッキング画面に切り替えますることで使用が可能になります。
使い方と設定
血中酸素トラッキングの使い方ですが、腕にガーミン245を装着した状態でアプリを血中酸素トラッキングに切り替えると、自動的に血中酸素の測定がスタートします。
「静止してください」と記載があるように、測定中に動いてしまうと測定ができませんので、動かないようにしていてください。呼吸の揺れ程度であれば測定できますが、手を揺らしていると測定は出来ません。
測定時間はおおよそ30秒ぐらいで測定できます。
測定し終わると、下の写真のように血中酸素濃度が表示されます。
何度か時間を分けて測定しましたが、私の場合で93~98%あたりの数値が表示されていました。93%という低い数値は寝起きのものです。
ちなみにスマートウォッチ上での血中酸素の見え方はデバイスによって異なるようですね。ガーミン245は非常にシンプルでグラフなどの表示はなく、数値のみが表示されるようです。
なお、血中酸素は高度にも影響されるもので、ガーミンのデバイスによっては高度表示を含む血中酸素レベルの終日トラッキングモードが用意されていますが、ガーミン245は非対応モデルとのこと。
ForeAthleteシリーズだと、945、745は対応しているようですね。
Garmin Connectでの管理
さて、測定した数値は、ガーミンのスマホアプリ、Garmin Connectで閲覧・管理ができるようです。
リリース情報では2021年4月28日12:00以降のアップデートで閲覧が可能になる旨が記載されており、実際に28日にアップデートが入りました。
私も最新状態にアップーデートをしてGamin Connectを閲覧しているものの、どこで血中酸素情報を見れば良いのかがわからない状況です。。
確認でき次第、記事をメンテします。
まとめ
今回新たに機能追加された血中酸素トラッキング機能。
実際に日々のトレーニングでどのように活用していくかはまだ見えていませんが、血液酸素のレベルを知ることは、疲労と回復のパラメータとなることで運動を続けるか休憩をとるかの判断を助けたり、パフォーマンスやフィットネスレベルの向上の基準にもできるという報告もあるとのこと。
せっかくの機会なので、正しい情報を学び、自分の活動の中に取り組んでいこうと思います。