2018年10月28日に開催された横浜マラソン2018に参加しました。
目標のタイムには全く届きませんでしたが、(そもそも目標設定間違っているレベルで)横浜の街並みを眺めつつ、楽しいパフォーマンスや温かい応援に支えられながら42.195kmを完走することが出来ました。
私にとっては2度目のフルマラソン。自身の議事録として走った内容と感想を残しておきたいと思います。
横浜マラソン2018レポ
参加者の多さに圧巻
横浜マラソンは国内のマラソン大会では大規模なレースで、28,000人が参加するレースです。
まず驚いたのが会場まで向かうランナーの数で、28,000人というのはこういうことを言うのかと実感しました。
上の写真は桜木町駅からランドマークタワー方面へ向かう道路。
パシフィコ横浜からスタート地点に向かうところ。とにかくランナーがいっぱい。当たり前ですが、これだけのランナーさんを見たことはありません。
また、この長蛇の列で大変だったのがトイレの確保。桜木町駅からパシフィコまで男子トイレはどこも混み合っています。私は地の利を活かして空いているトイレを見つけましたが、自分含め来年以降参加される方は気軽にトイレに入れるものではないと考えておいた方が良さそうです。
スタート
さあ、スタート。
横浜マラソンは人数が多い為、スタートの合図が鳴ってから全員が走り出すのに30分くらいかかるようです。私はAゾーンという一番前の方でのスタートでしたが、8:30のスタートの合図が出てから約5分後の8:35:29 がスタートでした。後から記録を見たらスタートの段階で6158位だったようで僕の前に六千人もランナーがいたということになります。
板橋で経験して理解していましたが、スタート時は混雑していてスピードは出せません。
今回のペース設定は前半は抑えて後半に加速していく計画を立てていましたので、スピードが出せないことに対しての焦りはありませんでした。
目標のサブ3.5は1キロあたり4:58で走り続ける必要がありますが、前半はキロあたり5分以上かかっても焦らないようにというのが今回の計画です。とにかく体力を保存しようと10キロ前後までそれで行こうと決めており、最初の5キロ、ガーミン(ランニングウォッチ)のタイムでは、
1〜5km
5:26、5:20、5:11、5:18、5.01
次の5キロは、
6〜10km
5:01、5:26、5:03、4:57、4:48
この時点でサブ3.5ペースよりも約1:30秒遅れていたので計画よりも少し遅いかなーと思いつつも慌てないことを優先です。
とは言いつつもこれ以上遅れると、後半取り返すのが厳しくなるので次の10キロ(ハーフまで)はサブ3.5に対してイーブンの4:58前後のスピードで調整します。
11〜15km
5:00、5:04、4:49、5:01、5:00
16〜20km
4:59、5:11、4:44、5:01、5:16
ほぼ目標通りのペースです。
なお、前半、首都高速の下を走っているときに感じたのですが、GPSウォッチのタイムが狂うように感じます。5:00前後のペースを維持しているのに、腕時計を見ると5:40と表示されているみたいな。この傾向は事前の練習でも何度か体験していたので、本番では時計ではなく自分のペース・周囲のペースを意識して走ることに専念しましたが、初めての方は戸惑うかも知れません。
首都高速ラン
後半に入り横浜マラソンの1つの見どころでもある首都高速ランに入ります。
新杉田の料金所から本牧料金所まで22km-32km地点の10キロ首都高速を走るのですが、これが予想以上に体力を奪われる事になりました。
まず1つ目。首都高って想像以上に長く緩やかな登りと下りが続いていくのですね。登り下りは想定範囲ですし普段のトレーニングで慣れてはいますが20〜30kmという一番きつい時期にはそれなりにキツイです。
二つ目、それ以上にキツかったのが道が傾斜していること。首都高速は道路が左右どちらかに傾斜しており、体をどちらかに傾けたまま走り続けるスタンスになります。これが続くと妙なダメージが足に蓄積されて全体的な疲労に繋がっていきます。
この首都高速ランは事前に大変だとは聞いていましたが、本当に苦痛な10kmでした。
21〜25km
4:50、5:07、4:58、5:06、5:10
26〜30km
5:17、5:14、5:13、5:22、5:25
この10kmの走り方は正直わからなかったですね。もう少しスピードをあげて良いのか、後半に向けて温存すべきなのかとモヤモヤしつつも、26〜30で徐々にペースが落ちてきているところから体力的な消耗も強かったのだと思います。
31〜35km
6:07、5:21、5:34、6:18、6:15
32km地点でようやく首都高速から降りられ、改めてペースを上げようとするものの蓄積した疲労が表面化してきます。計画ではここからペースを上げるところですが、ペースを上げるどころか足が攣りそうな感覚が頻繁に襲ってくるようになりました。
給水所の度に立ち止まって、両足に水をぶっかけてまた走り出す。給水所は約2kmごとにありましたので、とにかく次の給水所を目指して走りました。この時点で足はまだ残っておりましたので実際の速度的には1km5:20〜5:30で走りつつ、給水所で30〜60秒立ち止まって水をかけるそんな状態でした。
36〜40km
6:33、6:32、6:10、7:11、7:01
39kmの地点で下り坂があり、これまで騙し騙しで来ていた足が完全に攣りました。平坦な道を走り続ける分にはなんとか耐えられまして、上り坂でもギリギリ耐えられるのですが下り坂は本当にダメ。
自分だけでなく多くのランナーさんが同じ場所で足を攣ってもがいてました。
応援者の方々から「大丈夫?スプレー使う?」と声をかけられコールドスプレーで足を落ち着かせて再度走り出しますが、あとは攣るか攣らないかのギリギリのところでなんとか走っているような状態でした。
41〜42km
7:01、6:16
なんとかゴール。
記録は3:52:49。
前回の板橋CITYマラソンが3:54:32でそれに比べると2分弱縮まりましたが、目標のサブ3.5(3:30:00)には全く届かずという結果でした。
完走後の心境
前回の板橋ではゴール後に様々な感情が込み上げて泣きました。完走できたという達成感よりも、自分が定めた目標を達成できなかったこと・目標に対しての取り組み(練習)が甘かったことなど悔しさから湧き出る感情でした。
もっと努力できていれば途中で足が終わらなかった、足も攣らなかった、それがなければサブ3.5が達成できていたというように考えていました。
板橋から半年間、自分の中ではできる限りのトレーニングを積んで横浜マラソンに挑んだので、目標達成できなかったらどんな心境になるのかなと考えていましたが、感情的になることはありませんでした。
目標に対してあと1分、2分だったとかなら違ったかもしれません。
この半年間でとにかく体力を付けて後半戦える体を作ってきたつもりでしたが、それでも全く歯が立たなかったわけです。
気温が高かった(20度)とか、首都高速がキツかったとかスピードの出ない要素はあったかもしれませんが、やれる事はやってこのタイムなので、現在の実力はこのタイムとすんなりと受け入れられたような気がします。
デビュー戦の板橋CITYマラソンでは3:54:32、そこから半年間で約1300kmのランニング・トレーニングを積んで「1分43秒」のタイムを縮められ3:52:49という結果が出たのだと考えればシンプルです。
2回のフルマラソンに出場しまだ到底サブ3.5という数字を追いかけられる実力が無いことが理解できました。これからは一旦サブ3.5という数字は頭から切り離して、1分・2分とタイムを縮めていく努力をしたいと思います。
これまで自分の実力を知らずにサブ3.5と言い続けていたのは恥ずかしいですが仕方ないです。気持ちを切り替えてトレーニングし直して、サブ3.5が狙える実力になった時に改めての目標にしたいです。
横浜マラソン2018を振り返って
あらためて横浜マラソンを振り返っての感想です。
前回の板橋と比べると観客も多くパフォーマンスもところどころで用意されており、レースを走っているというよりもお祭りに参加している雰囲気が強かったです。たくさんの観客からの応援も嬉しいものですし、ところどころで用意されているパフォーマンスにはしっかりパワーを頂けました。
板橋ではランナーの足音だけが響き渡る中で走り続けるポイントも多く、ランナー全員の目的が一つになっている感が気持ちを高ぶらせてくれました。横浜マラソンではそう言った雰囲気の中で走るポイントが首都高速での10kmでしたが、気持ちが高ぶるのとは違う感覚でしたね。苦痛と孤独との戦いみたいな感じ。
ちなみに横浜マラソンの一つのイベントであるラッキー給食は一回も食べれなかった気がします^^;
給水所でもスポーツドリンクと水以外は取らなかったのは勿体なかったかも。おにぎりとかチョコレートとかいろんな食べ物が出されていました。
次のレースは12月2日の湘南国際マラソンです。
本番までに1ヶ月あるので、しっかりとトレーニングを積んで本番を迎えたいです。
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