左から【adizero Japan 4m】、【adizero takumi sen 5】、【UltraBOOST】です。縁あってアディダスのランニングシューズを3足購入し、板橋Cityマラソンでどれを履くか悩んできました。
それぞれが素晴らしいシューズで頭を悩ませる結果となってしまったわけですが、シューズによる違いも分かってきたので良かったのかもしれません。なぜ3足も買ってしまったかというと以前履いていた【adizero takumi ren 3】昨年販売中止になってしまったから。
renが販売されていた時期のアディダスのランニングシューズチャートは、
サブ3.5:adizero takumi ren
サブ4:adizero japan
とカテゴライズされており、自分の狙うサブ3.5がチャート的には「ren」でした。
そのrenがなくなってしまったので、senにすべきなのか、japanにすべきなのか悩んでしまい、いっそのこと両方買ってみようとなった経緯です。ウルトラブーストは本番用には考えてませんでしたがプライベートでも履きたかったので奮発しちゃいました。
板橋cityマラソンで履くにあたりそれぞれのシューズで60〜90kmほど走って検討した結果、板橋Cityマラソンはadizero Japanで行きます。
こちら各シューズの走行距離。ガーミンはこの辺り管理もできるのが非常に便利です。
ren3で2100km走ったのはご愛嬌。2100km走るとシューズはどうなるかは別途どこかで書きたいですね。
今回の選定にあたり、それぞれのシューズに対して感じたことを纏めたいと思います。
ランニングシューズ会議議事録
ウルトラブースト
3足のシューズが届いた際、真っ先に履いたのがウルトラブーストでした。とても評判が高いシューズですので、どんなものか試したかった為です。
試した結果としては先日の記事でまとめましたが、フルマラソンでも使えそうなシューズです。
5:01ペースで30km走を行ってみて脚がしっかり残っていたのには驚きました。本番用には考えていませんでしたが、本番で使っても良いかなとも考えました。高速ペースだとクッションが邪魔して厳しいですが、キロ5:00前後のペースであればリズムで走っていけるので、サブ3.5なら十分に戦えそうな気がしています。
adizero Takumi SEN5
続いてはadizero Takumi SEN5。
私の中では最有力候補がこのシューズでした。
圧倒的な軽さ、蹴った力が最大限に伝わるような感覚で、自分の思い通りに走ることができます。
先日Takumiを使用して30km走(内21kmはタイムトライアル)を行いましたが、これまでに出したことの無い記録も出すことができました。
この時点ではTakumiで決まりだなと考えていました。
adizero Japan 4m
最後はadizero Japan。このシューズが3足の中で一番印象が薄いシューズでした。
全面ブーストが採用されていますが、ウルトラブーストのようなクッション性はなく、Takumiと比べると蹴る力を吸収されてしまうような印象がありました。
ウルトラブーストとTakumiの中間のような位置付けになるのでしょうね。
ただ履き慣れてくると、Japanもしっくりとくる感覚を持てるようになり、最終的にはadizero Japanを採用することに決めました。
adizero Japanを選んだ理由
adizero Japanを選んだ理由はレースでの30km以降に向けての走力温存のためです。
Takumiは普段の感覚で走ると5〜10秒早く走れるような感覚があるので、Takumiを履いて抑え気味に走るというプランを考えていましたが、ブーストが一部にしか採用されていないTakumiで後半まで脚が持つかどうかの不安がありました。
というのが、ハーフタイムトライアルした際、ハーフまでは良かったものの、それ以降で脚が終わりました。もちろん全力でハーフを走ったので脚が終わるのも当然ですが終わり方が酷かった。
私のこれまでの実績を見ると後半弱いのは目に見えているので後半対策は必須です。
それに対してadizero Japan。
慣れるまでは走りづらかったadiero Japanも慣れてくると違和感なく4:40〜4:50で走ることが出来ます。
JapanとTakumiの違いを写真で見ると、
左がTakumiで右がJapan
オレンジのボツボツが圧倒的なグリップ力を持ち、これがTakumiの多いなメリットです。Japanは全面Continental(車でいうタイヤ)が貼られています。
Japanにグリップ力が無い訳ではありませんが、しっかりと蹴れるという部分では圧倒的にTakumiですね。
続いて横から。
上がTakumiで下がJapan
Takumiはフロントの一部のみブーストが採用されており、Japanは全面ブーストが採用されています。
このブーストの量によって、クッション性が大きく変わってきます。
10km、20kmであれば間違いなくTakumiの方が良い結果が出ると思いますが、今回はフルマラソンですからスピードではなく、体力の保存を優先してadizero Japanを採用することにしました。
クッション性重視するならウルトラブーストでも良いのでは?とも考えましたが、ウルトラブーストは、私の感覚で4:40前後の速度になると急激に走りづらくなります。今回4:40ペースで走る訳では無いので良いのですが、スピードを出したいときにストレスになる事が嫌だったので、ウルトラブーストは外しました。
ただ、会場まではウルトラブーストで行く予定です。歩いていても一番疲れにくいので。
そんな訳で、板橋Cityマラソンのシューズ会議は終わり。adizero Japanで決定です。
うまくいってもダメな結果になっても文句は言いません!
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