【ズームフライ3 レビュー】前へ前へとグングン進んでいく感が素晴らしすぎ!ナイキの厚底シューズ

ズームフライ3 ランニングシューズ

時代の流れでしょうか。
ここ数年、厚底シューズが盛り上がっており、レースの上位はほぼナイキの厚底シューズを履いているなんて風景も目立ちます。

厚底シューズは流行りに乗っているみたいなので履きたくない。時代が厚底でも、時代に逆行して薄底シューズで上を目指してやる!なんて思い、アシックスのターサーシリーズやアディダスのアディゼロを履きつつも、やはりネクスト%やズームフライ3が気になるなんて方も多いのではないでしょうか。

私もその一人で以前はナイキには手を出さない(意図はない)と決めていましたが、ズームフライ3やネクスト%など話題の厚底シューズを履いた瞬間に他では味わえないナイキの素晴らしさを体験したクチです。

発売されてから数ヶ月間、ナイキの厚底シューズであるズームフライ3を借りることができましたのでレビューします。借りるといっても200km程度は走っていますので、それなりに走行感は掴めています。

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ナイキズームフライ3レビュー


改めて、ナイキの厚底シューズズームフライ3です。厚底シューズって普通かっこ悪くなるのが定説な気がしますが、ズームフライ3はとにかくかっこ良いです。変則的なディテールも良いし、素材との一体感も素晴らしい。洗練されていてさすがナイキって感じがします。そして最後に眩しい。(光の当たり方で撮影時に光ってしまいました)

全体的なデザインを見ていきましょう。まず上から。

続いて正面

地面から反り返ったつま先部分が強そうです。

真横から

かかとから指の付け根辺りまでの厚底部分と、そこから指先へ向けて反り返っている形状が特徴的。
従来モデルのものよりも厚くなったミッドソールには、「ナイキ リアクト」が採用されており、柔軟でクッション性にすぐれたミッドソールにカーボンファイバープレートを内蔵することで、これまで体験したことのないような推進力を与えてくれるとのこと。

後ろから

ソール部分

アウトソールにも大きな改善があり、かかと部のラバーパーツのデザインが変更し、アウトソール前足部の刻みが深くなったことでグリップ力を高めています。

重量は26.5cmで256g程度。数字だけ見るとやや重めに感じますが、実際に履いてみるとクッション性と反発力がずば抜けているのであまり重さを感じることはありません。

アッパー素材


今回、新しく採用された軽量な素材から構成される2層構造のアッパー。外部から水が浸入しづらいので悪天候時のレースでもアッパーが水分を吸収せず、シューズの重量が増えることを最小限にしてくれます。

足入れ感・サイズ感


さて、普段私が履いているランニングシューズは26.5がベースです。普段履きのシューズが25.5cmで、それと比べると1.0cm大きめのシューズを履いています。26.0cmでもゆとりを持って履けるのですが、長距離走っていると当たる部分が出来てしまい皮がむけたりマメができてしまうため、26.5cmにして紐で調整する形で運用しています。

ズームフライ3に関しては、最初に履いた感触としては26.5cmで問題ないかなと思い何回か走り込んでいたのですが、他のメーカーのシューズよりもナイキは少しきつめのようで、走り終わった後で痛みを感じる傾向にありました。

試しに27.0cmを履いてみたところ、つま先部分はかなり空いてしまいますが、横幅がタイトなせいか緩くは感じず走行しても違和感はありませんでした。ズームフライ3に関しては、普段履いているランニングシューズよりもさらに0.5cm大き目が私の場合は走りやすいです。

走行感

さて、ズームフライ3を履いてまず歩いてみると、他のシューズとの違いが明らかにわかります。1つ目が柔らかいクッション性。二つ目がシューズ形状によって足を前に出すタイミングで、かかとからつま先へと力が移動していく中でカクンと前に転がるような感覚です。

これは普通に歩くことがちょっとした違和感に感じるほどで、語彙力なく恐縮ですが初めて履いた時は、「おー!!」となりました。

私が保有しているシューズの中では、アシックスのメタライドもつま先が反り返っているのでカクンという動きには慣れているのですが、メタライドとズームフライ3ではクッション→カクン→反発の一連の流れが異なるようで、メタライドではそのカクンによって速く走れるイメージが持てませんが、ズームフライ3では歩いているタイミングからも期待できそうな何かを感じさせます。

クッション性が高いのでそのクッション性による反発力もあるのですが、そういった反発力だけでなく、重心が前に自然に運ばれていく、そんなイメージが正しいかもしれません。実際に走りはじめてみると、シューズの力によって前に進んでくれている感触をしっかり感じることが出来ました。

下の写真はズームフライ3での走行テスト。
4:36/kmで20キロ、4:43/kmで20キロ、5:18/kmで16キロ、6:35/kmで15キロなどといくつかのペースパターンで走行しましたが、どのペースでも前に進んでいくという感覚を得ました。

ズームフライ3を履いて走ると、シューズの特性によって普段通りの感覚で走っていても、よりスピードが出ていますし、またスローラン時は前に進むのを自分が抑え込んでスピードを落としている。そんな印象を感じさせます。

なお、ズームフライ3の走行感では、

  1. 自然と前傾姿勢となり、坂道を降っているかのような走り心地
  2. フォアフット寄りの走りに自然と強制
  3. スピードがないランナーが使用すると機能を活かしきれない

と言った評価を耳にします。

私が感じたのは、
1はまさしくその通り。前へとどんどん進んでいく感覚は坂道を降っていくような錯覚に陥ります。

2についてはそうは感じません。私はフォアフットでもヒールストライクでもどちらでも走りますが、ヒールから入った際の着地時の衝撃吸収(クッション)、そして前へと進ませる反発という連動が感触として伝わってきて、これぞズームフライ3の走行だと感じさせます。フォアから入っても走りやすいのも事実ですが、決してフォアよりになるシューズではない気がします。

3についてはなんとも言えません。私の走行では4:10/km〜6:00/kmの速度で走りこんでみましたが、どの速度帯でもそれなりの効果を得られているように感じます。キロ4分台ではダメ、少なくともキロ3分台で走らなければズームフライ3の性能は活かしきれないよと言われてしまえばそれまでですが。

一つ気をつけた方が良いのが、自分の実力以上の走りを体験させてくれるシューズであるとともに、実力以上の走りを続けるということは見えないところで負荷もかかっているということです。

ズームフライ3を履き始めの頃、強度の高めのランニングを行なった後は走行時の快適さとは反対に走り終わった後や翌日の疲労度が高いように感じました。実力プラスアルファの走りをシューズによって体験させてくれるのですから、体の動きとは裏腹に筋肉が悲鳴を上げているのかもしれません。

こういった疲労感に対して、最初はズームフライ3は自分には合わないのかな?と感じていましたが、履き続けていくうちに足が慣れてきまして、今は普通のランニングシューズとしてストレスなく履けるようになりました。

まとめ

今回紹介したナイキのズームフライ3。素晴らしい革新的なシューズであることは間違いなく、トップランナーたちがこぞってナイキの厚底を履く理由というのはしっかりと感じ取ることができました。

上位モデルであるネクスト%はお値段も可愛くありませんし、よりスピードレーサー用の位置付けとなっていますから、一般的なランニングシューズ価格でナイキの厚底シューズを履いてみたい方にズームフライ3は間違いなくオススメのシューズです。

グンと走力が上がったような気持ちにさせてくれること間違いありません。