アルファフライ練習用シューズ、そしてサブ3〜サブ3.5のランナーにとっては本命シューズとして使えるテンポネクスト%。
普段のジョグからスピード練習まで様々な用途で履いて200km走行しましたので、劣化状態をレビューします。
先にお伝えすると、残念なことも発生し、個体差によっては寿命の短いランニングシューズなのかもしれません。
目次
200km走行時の状態
外見的な状態ですが、まだ200km程度ですから、あまり劣化しているようには見えませんし、履き心地の変化もなく、購入当初の靴下を履いている感覚が今でも続いています。
zoomXフォームの状態
テンポネクスト%の大きな特徴ですが、ミッドソールの素材には、ズームXフォームとリアクトフォームというナイキのフォーム素材がブレンドした作りになっています。
ズームXフォームのみでミッドソールを作れば、非常に柔らかく反発性のあるシューズが作れるのですが、その場合シューズ寿命が短くなってしまうため、耐久性の強いリアクトフォームを掛け合わせているといったイメージです。
※ネクスト%やアルファフライは耐久性よりもレースで良い記録を出すために作られているので、ズームXフォームのみで作られています。
では、200km走行時の状態です。
ズームXのフォーム素材部分ですが、横のシワが入ってきてつぶれ始めているように見えます。
特にフロント側はつぶれ始めているのが目に見えて分かりますね。
とは言いつつ、まだまだ問題の無い範囲ですし十分な性能を発揮してくれています。
リアクト部分はさほど変化なしといって良いでしょう。
アウトソールは200km程度では全く問題なし
続いてアウトソールの状態です。
アウトソールの状態は、200km走行程度ではほとんど劣化していませんでした。
着地ポイントとなるフロント外側部分のみ若干削れている程度で、グリップ力も十分に備えています。
Zoom Airポッドの状態に大きな変化が
続いてもう一つ、テンポネクスト%の最大の特徴と言える、Zoom Airポッドです。
このZoom Airポッドのおかげで高い反発性を得られるのですが、、
なんと、
左足の外側のエアポッドの空気が抜けてしまいました。
走行距離的には170km前後の時でしたが、走ってて突然プシュプシュという空気の抜けるような音がで始めて、確認したところ、どこか穴が空いている状態となってしまいました。
ちなみにエアポッドは片足2つ付いており、最初は外側のエアポッドの空気が抜けましたが、そこから一気に耐久性が下がるようで、気づけば内側のエアポッドも空気が抜け始めていました。
もちろん走り心地にも影響は出ており、反発力は無く、パンクして空気の抜けたタイヤで走っているような走行感です。
反対の右足は穴の空いてない無事な状態で、新品時の状態と比べても空気が抜けた感・柔らかくなった感は一切なく反発性も落ちていません。
ということで、片足は反発性のある走り心地、片足は反発性の無い走り心地という残念な状態になってしまった感じです。
ちなみにどんな走り方をしていたかというと、テンポネクスト%の恩恵をしっかり得たいことから、フロント着地でエアポッドの反発を得ることを意識して走っていました。
そのためエアポッドに対しての負荷はそれなりにかかっていたかと思いますが、200km程度で穴が開いて空気が抜けてしまったのは正直残念です。
片足は全く問題無い状態ですので、個体差的にハズレを引いた感も否めませんね。
せっかくなので、もう少し走り込んでみて、現在無事な片方がどれだけの耐久性があるのかも確認したいと思います。
追記:テンポネクストが寿命を迎えたので、合わせてご覧ください。↓
ナイキテンポネクスト%が寿命を迎えたので耐久性を解説・新品と劣化後では全く異なる走行感
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