jaybirdから発売されたTARAH PROというワイヤレスイヤホンを購入しました。jaybirdはイヤホンを開発販売しているブランドですが、イヤホンブランドではなくスポーツブランドを名乗るブランド。実際に使用してみるとスポーツブランドならではのこだわりが随所に感じられる素晴らしいイヤホンとなっています。
実際に使い始めて約1ヶ月が経過しましたのでレビュー致します。
jaybird TARAH PROワイヤレス スポーツ イヤホン
購入のきっかけ
この1,2年、ランニング時にイヤホンをしていませんでした。以前はiPhoneに付属していたイヤホンで音楽を聴きながら走っていましたが、汗でダメになってしまいますしケーブルも煩わしく使わなくなっていきました。使わなくても特別弊害は有りませんでしたし、呼吸や足音を意識しているとそれがリズムになります。調子の良い時、悪い時で呼吸やステップ音は違ってきますので、自分の状態を感じるにもイヤホンは必要ないかもとも考えていました。
先日友達とイヤホンの話題で盛り上がる事があり、久しぶりにiPhoneイヤホンを付けて走ってみたところ、想像以上に良い効果が得られました。
リズムよく走り続けられる曲、辛くなったとき気持ちを奮い立たせる曲、モチベーションの維持に繋がったり、もう一回頑張ろうという前向きな気持ちにさせてくれる気がしました。
そんな流れもあり、フルマラソンも含めてイヤホンを導入してみようとなった次第です。
さて、私、これまでiPhoneに付属されているイヤホンしか使用したことがありませんでしたので、イヤホンに関しては無知でした。近所のヨドバシカメラに行ってみると自分が想像していた以上にたくさんの種類があり、何を買って良いの混乱しました。
最初に目についたのが、アンダーアーマーとJBLのコラボで作られた完全ワイヤレス(コードレス)のイヤホン。コードが無いだけで煩わしさから解消されますし、アンダーアーマーというブランドが好きでランニングシューズやウェアなどはいくつか持っています。値段は高価ですが黒ベースで赤のラインが入ったデザインもカッコ良い。
これ欲しい!となりましたが、ネガティブ要素としては再生時間が5時間であること。フルマラソン完走であれば問題ありませんが、走り出す前も音楽を流すことを考えると短く感じます。サブ4以内でのフルマラソンならギリセーフだけど、ウルトラマラソンだと全く足りません。(出走するのか?)
そんなことを悶々と考えていたところ、店員さんが耳にはめてみますか?とのご案内。
実際に耳に入れてみると、右側はしっかりフィットするのに左耳にフィットしないように感じます。多分取り付け方の問題ですが、購入当時はとにかく無知でしたのでよく分からなかった。フィットしない=走っているときにイヤホンを落としそうという感覚を持ってしまい却下となりました。
その他いくつか完全ワイヤレス(コードレス)のイヤホンを取り付けてみましたが、やはり落ちるのではという不安と再生時間が短いというところから諦めて、一般的なワイヤレスイヤホンで探す流れになりました。
※完全ワイヤレス(コードレス)イヤホンは全般的に再生時間が短く3〜5時間がほとんどでした。
続いて普通のワイヤレスタイプで探してみると、走ることに特化したようなイヤホンを宣伝をしているブースを見つけました。それが今回購入したjaybirdというブランドです。
ブランドを知らなかったので、とりあえずスマホで公式サイトを見てみると、イヤホンブランドではなくスポーツブランドのようなウェブサイト。
https://www.jaybirdsport.com/ja-jp
これ、自分が求めてるブランドかも?となりますよね。笑
いくつかのラインナップがありましたが、jaybird TARAH PROが最新の高性能モデル。
自分にハイスペックモデルが必要なのか?感はあったものの、連続再生時間14時間、高い防水性など自分が必要としている機能をしっかりカバーしているように感じました。また店員さんに耳への装着の仕方を教えてもらったところ落ちるイメージがないくらいフィットしました。
最後にアマゾンで評価を確認したところ、星も高い水準だったので購入に至った次第です。
jaybird TARAH PRO使用レビュー
jaybird TARAH PROを1ヶ月が経過しました。正直他のイヤホンを知らないのでどこまで精度の高いレビューになるか分かりませんが、感想を述べたいと思います。
イヤホンといえば音質であったりデザインが最優先されるべきものですが、自分にとっての最優先すべき事項はランニング時に使いやすいかどうかが最優先事項で、具体的なポイントは以下の通りです。優先順位順に並べてみました。
- 走ってても外れない事
- 長時間使い続けられる事
- 洗い流せる事
- 操作がシンプルである事
- おしゃれである事
1つ1つ見ていきましょう。
走ってても外れない事
私の装着方法は店員さんに教わった装着方法で、耳につけた後で前から回して耳の上を通し頭の後ろにケーブルをセットする形で装着しています。オーバーイヤーポジションというのかな?
またTARAH PROは「スピードシンチ」と呼ぶアジャスターがケーブルに付いていて、フィット感を自在にアレンジできます。ケーブルの余りなどによって装着感が損なわれることはなく、完全フィットした状態で使用することが可能です。
完全フィットした形で装着すると、普通に走ってても激しく首を振っても「イヤホンが外れてくる」という不安が一切ありません。
完璧!
長時間使い続けられる事
TARAH PROはカタログスペックでは14時間という長時間の連続再生が可能です。
最初から最後まで充電を使い切ったことはありませんが(途中で充電してしまうため)、先日テストも兼ねて4時間ほど音楽を流し続けた上で、通勤などで数日充電せずに使い続けてみましたが充電は切れませんでした。
少なくともフルマラソンで会場に行くまでの2時間程度、音楽を流す、着替えからウォームアップ・スタートまでの1,2時間も音楽を流す、フルマラソンで4,5時間音楽を流すレベルであれば十分に耐えてくれます。
補足ですが、14時間の連続再生をするために必要な時間は2時間という短さ。また5分の急速充電で2時間の再生が可能なのも嬉しいポイントですね。充電するのを忘れてしまっても、日々のランニング程度の距離(10〜15km程度)でしたら着替えている間の時間で使用可能になります。
洗い流せる事
走っていれば雨が降ることなんて日常茶飯事です。雨が降らなくても当然大量の汗をかきます。マラソンで使うことを前提でイヤホンを選ぶ際、音質より何よりも重要なのが耐水性を兼ね備えていること。耐水性が備わっていなければ雨の時は使えませんし、究極汗もかけません。TARAH PROの耐水性は高くIPX7防水定格であるとともに、塩分や油分にも強い仕様と謳われています。
IPX7防水定格というのがどの程度のレベルかというと、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」というレベル。
これ以上、説明は不要ですね。
TARAH PROは雨に打たれても汗をかいても大丈夫。私はランニング後にイヤホンを水洗いしていますが、何の問題もありません。
操作がシンプルである事
イヤホンでの操作といえば、スタート・ストップ、音量の調整など。またBluetoothイヤホンだと、スマホとのペアリング、電源のオンオフなどの操作が発生します。
TARAH PROの操作について説明します。(私の場合はSpotifyという音楽系アプリとの連携で使用しております。)
まずペアリング。こちらイアホンの真ん中のボタンを長押しすると電源が立ち上がって自動的にスマホとの接続まで済ませます。接続されると接続できたと旨の音声案内が流れますので、あとはSpotify・その他音楽再生アプリの再生ボタンを押すだけの操作です。音量調整は一般的なイヤホンと変わりないはずです。
TARAH PROを使用していて便利だと感じたのが、電源の一時停止。左右のイヤホンが磁石になっており、イヤホン通しをくっつけると停止される仕様になっています。
効かない時は左右のイヤホンをくっつける作業を習慣づければ、電源を切り忘れてバッテリーがなくなってしうということを防げるわけです。
おしゃれである事
続いておしゃれであること。イヤホンの性能を第一に考えるものの身に付けるものですからかっこ良くないと嫌です。デザインは使い手の好みもあるので一概には言えませんが、個人的にはこのデザイン好きです。
ケーブルは布のような生地なので、冬肌にあててもヒヤっとしません。暑くなって汗をかいてもべとつかないのもスポーツ用として開発されたイヤホンであるからこそ。この質感は地味に素晴らしく、ケーブルあるあるの「ねじれてしまう」と言った煩わしさがありません。
音質
大切なことを忘れていました。いくら性能が良くても音質がダメなら意味なしです。残念ながら私のイヤホン歴は少ないためTARAH PRO の音質の良し悪しを伝えられるレベルではないのですが、控えめに言って良いです。というか、この音質が自分にとってのデファクトスタンダードになってしまった感がありますがこれは贅沢なことなのだと思います。
なお、TARAH PROの音質の特徴としては専用のJaybirdアプリと連携でき、アプリのイコライザで好みの音に調整できること。もっと低音を響かせたいのであれば響かせるなど自分好みに調整できます。
こちらが連携するアプリケーション
デフォルトでいくつかのパターンもありますし、自分で調整することも可能です。
また遮音性も高く驚きました。ノイズキャンセリングタイプではありませんが、ある程度の音量を出すと周囲の音が聞こえなくなります。公共の道路や人様に迷惑をかけてしまう場所では、なるべく音量は絞って使用し、公園などで音を大きくするようにしています。家では雑音無しで音楽を聴ける素晴らしさを堪能しております。
デメリットもお伝えしておきます。ワイヤレスイヤホンは有線のイヤホンと比較してノイズが入ってしまうケースも多いと思います。TARAH PROもノイズゼロではありません。走っている時にノイズが気になったことはこれまでありませんが、駅のホームではちょくちょくノイズが生じて音飛びすることもあります。
この辺りはワイヤレスの仕様上仕方がないものだと割り切るしかないでしょう。
まとめ
使い始めてから1ヶ月間。ランニングはもちろん通勤時なども含めて手放せない存在となりました。
長ったらしく書いてしまいましたが、走ってて落ちないし水で洗い流せる、ウルトラマラソンレベルの長時間レースでも使い続けられる、そういったスポーツ用途としての必須条件をしっかりとクリアできているのは本当にありがたいです。
少し値段は張りますが、満足度の高い買い物となりました。
末長くランニングパートナーとして付き合っていきたいです。