フルマラソンやウルトラマラソン、トレイルなどランニングをベースとする持久系のスポーツ選手の中で話題になっているサプリメント「カツサプ」を紹介します。
カツサプは、「パフォーマンスの向上」「筋肉ダメージの軽減」「素早い回復力」を支える持久系スポーツサプリメントで、乳酸をエネルギーに変え、筋肉のダメージを軽減させる効果が期待できると言われています。
私は6時間のリレーマラソンにてカツサプを使用しましたので、私が体感した効果と感想をレビューします。
目次
カツサプはカツオの成分に着目したサプリメント
まず簡単に、カツサプがどんなサプリメントなのかをお伝えします。
カツサプは、カツオ(お魚のカツオ)の成分であるカツオ・ペプチドをメイン成分にしたサプリメントで、カツオ・ペプチドは下記のような効果から注目されています。
以下、公式サイトより引用。
カツオは自然界における乳酸分解のプロフェッショナル
カツオ・ペプチドとは
改めてカツサプは、カツオの力を借りてランニングなど持久系スポーツ「パフォーマンスの向上」「ダメージの軽減」を支える運動補助食品で以下の効果を期待できるサプリメントです。
- 運動中に処理しきれない乳酸を素早く「エネルギー」に転換して、パフォーマンスを向上させる
- 血中CK(クレアチンキナーゼ)の上昇を抑えることで、筋疲労・筋肉痛を効果的に緩和させる
- 筋肉疲労による足つりを緩和させる
具体的な特徴や効果は、公式サイトを確認ください。
カツサプの飲み方
カツサプは毎日定期的に飲むサプリメントではなく運動当日に飲むサプリメントで、決戦当日、ここぞというときに使うタイプのサプリメントです。
飲み方は運動30分前に飲みます。30分前に飲む理由は体内に吸収されるまで30分程時間がかかるためです。
合わせて、長時間のスポーツでは途中でも飲みます。
マラソンで飲む目安は、以下を参考にして下さい。
- ハーフマラソン:レース30分前に1袋
- フルマラソン:レース30分前に2袋
- ウルトラマラソン:レース30分前に2袋 + 20km毎に1袋
なおカツサプはVESPAやMCT系サプリメントのように、脂肪をエネルギーに変えるサプリではありません。
糖を原料としたエネルギー生産の際に生み出される乳酸をエネルギーに変えるサプリメントであるため、水ではなく糖分の入ったスポーツドリンクと組み合わせるのが良いです。
6時間耐久リレーマラソンでカツサプを試す
さて私は、7月3日・4日に富士北麓公園にて開催された6時間リレーマラソンに出走し、こちらでカツサプを試しました。
どんなレースかというと、6人チームで1週1.2kmのコースを6時間交代で走り続けるリレー形式のマラソン大会。最終的に6時間でたくさんの距離を走れたチームが優勝です。
6時間を6人で走るため、1人に割り振られた時間はおおよそ1時間程度、走る本数だと12~13本程度です。また1回走る事に25分前後の休憩が取れます。
それなら何とかなりそうにも感じられますが、実際には1本1本のランがとにかくガチになります。
1.2kmのレペティショントレーニング(レペ)もしくはタイムトライアル(TT)を6時間で12本こなすようなイメージでしょうか。
ガチなレペやTTを練習に取り入れている方ならイメージつくかと思いますが、4,5本も続ければ乳酸が溜まり足が重くなり動かなくなります。
後半にもなると、自分に順番が回ってくることすら嫌になります。
私はスタート30分前にカツサプを一袋(3粒)のみレース開始、3時間経過したタイミングにてもう1袋を飲む形にて使用してみました。
ちなみに下のデータが、1本目のもの。
緑白△からスタートし、トラックから外に出て競技場の外を一周してトラックに戻りトラックを一周するコースで、約1.2kmほどあります。途中多少なりの起伏があったり、急カーブするポイントでは砂利で足元が滑るため、すべて気持ちよくフラットに走るコースではありませんでした。
1本目、タイムが4:33(3:40/km平均)というペースでスタート。
直近1週間雨でほとんど走れていなかった為か、足が軽い状態だったこともあり、自分の中では飛び出してしまった感の高いオーバーペースでのスタートでした。
1本目のタイムと状態から、2本目以降は、タイムは4:40以下(1キロ平均3:40~3:45)で走り続けることを目標に設定して大会が進んでいきました。
そして以下のデータが、12本すべての記録です。(下から1本目、上が12本目)
驚くことに、スタートから6時間終了後まで、ほとんどタイムを落とさずに走り切る事が出来ました。
平均ペースでも3:43/km前後になります。
私はフルマラソン3時間9分、VDOT50のアラフィフに近づいているランナーです。手を抜いていないペースである事ご理解いただけると思います。
カツサプをはじめ、サプリメント系は飲んだから効果が体感できたのか、飲まなくても同じ効果が出ているのかは正直分かりづらい類です。
合わせて、1本1本走り終わった後にシューズを脱いで足のメンテナンスを行うなど、最後まで足を維持するための工夫や努力も行っています。
もちろん後半は足も重たくなってきて、ほぼ限界の状態で走り続けている事も否めませんし、実際10本目を超えると走るのも嫌になっいたことは事実です。
そういった状態でも最後までペースを落とすことなく、またペースを乱すことなく走り切れたのは、カツサプのサポートのおかげだと実感できます。
走行後半・走行後・走行翌日の疲労について
最後に走行後半・走行後・走行翌日の疲労の状態についてもお伝えしますと、6時間の耐久レース中に一切足を攣る事はありませんでしたし、攣る気配もありませんでした。
レース後、普段であればダラダラしてしまうし歩くのですら必死なほど疲労がたまっていますが、今回は自宅に着いた0時過ぎまで元気でしたし、帰りの電車の乗り換えタイミングでは普通に走っていました。
合わせて上のガーミンデータはイベント翌日のランニングログですが、普通にジョグが出来るほど体力は回復しています。
疲労蓄積が少ないのか、疲労の回復が早いのかというと、疲労蓄積が少ない状態が長時間維持できるような感覚でした。
長時間レースの後半のサポートに試す価値あり!
カツサプを飲んだから好タイムを継続できたとは一概に言えるものではありませんが、結果を見ると効果を体感できたと十分に言えるものですし、走り終わった後に足を攣る事もなく翌日の疲労もほとんど残っていません。
フルマラソンなど持久系のスポーツをされている方で、後半の体の疲れに悩んでいる方、翌日に疲れを残したくない方は一度試してみることをお勧めします。