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アルトラのランニングシューズ「SOLSTICE M」レビュー・圧倒的に足が楽!毎日のトレーニングに最適なランニングシューズ

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アルトラ ランニングシューズ

アルトラのランニングシューズ「 ALTRA SOLSTICE M(ソルスティス-M)」です。

アルトラはまだ日本にて知名度が低く知らない方も多いかと思います。ついでにパッと見のデザインも正直イケてるとは言えず、デザインに惚れて購入する方も少ないかもしれません。(いきなり失礼な発言すみません)

でも、信じられないほど足のことを考えられて設計されているシューズで、このシューズを履いて走った際の走行感は他のランニングシューズでは味わえないほど「楽」で「自由」な走行感でした。

ランニングシューズの履き心地でしっくり来なくて悩んでいる方は多いと思いますが、そんな方にはぜひ一度検討してもらいたいシューズです。

【ALTRA/アルトラ】ソルスティス-M メンズ ロード ランニングシューズ SOLSTICE M AFM1836P8 【トレイルランニングシューズ/トレイルラン/トレラン/靴】
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ALTRA SOLSTICE M(アルトラ ソルスティス-M)レビュー

ALTRA SOLSTICE M
ALTRA SOLSTICE M

まず、ALTRAという会社、そしてSOLSTICE Mというシューズを簡単にレビューしていきます。

アルトラは2009年創業・ランナーの怪我を減らしたい!という想いからスタートしたシューズブランド

ALTRA(アルトラ)は、2009年にアメリカユタ州のオーレム市で創業したまだ歴史の浅いランニングシューズブランドですが、最初からシューズブランドとして立ち上がった訳ではありません。

元々はALTRAの創業者の一人「ゴールデン・ハーパー氏」の父である「ホーク・ハーパー氏」が、ランナーズ・コーナーというランニング専門店を営んでいたことから始まります。

そのランニング専門店は、顧客の中には飛行機に乗ってまでランニングシューズを買いに来る「信者」がいるほどのカリスマ性を持ったショップ。また、ゴールデン・ハーパー氏は、自身が全米記録を持つほどのランナーでもあり、大学でランニング障害について研究してきた人物です。

ランニング障害に悩むランナーからの相談を毎日のように受けており、「ランニング障害を減らしたい」という思いで、様々な事にチャレンジしてきました。

トースターオーブンを使ってミッドソールを溶かし、アウトソールを剥がし、ヒール部分の分厚いミッドソールを削り、シューズを作ったというストーリーが残っています。

チャレンジの中で辿り着いたのが、「ゼロドロップ」+「フットシェイプ」というコンセプト。

コンセプトを元に作られたシューズをランニング障害で悩み相談に来る客に履かせてみると好評で、その良さを実感してくれる人が徐々に増え始めました。

その噂は広がり、気付けば月に数百足も「改造」して販売することになったそうです。

そのコンセプトをシューズブランドに提案しましたが、どのブランドからも受け入れてもらえず、最終的には自分たちでALTRAというシューズブランドを立ち上げたという背景があります。

ALTRA SOLSTICE Mは普段の練習履きに適したランニングシューズ

ALTRA SOLSTICE M(ソルスティス M)はデイリーユースに最適なトレーニングシューズです。

軽量で薄く反応性の高いアウトソールはレぺやインターバルなどのスピード練習に最適化されているとともに、程よく硬めのクッショニングからペース走からレースペースでのミドル走まで練習に重宝します。

フルマラソン本番レースで使用するかと言えば、多分しないと思いますが、自分自身の走力を上げるための日々の練習では幅広く活躍できるシューズだと感じました。

ALTRA SOLSTICE Mの履き心地と走行感

ALTRA SOLSTICE M(ソルスティス M)を履いたところ

ALTRA SOLSTICE M(ソルスティス M)はぶっちゃけスタイリッシュなシューズではありません。最初履いた際土踏まずからつま先にかけて横に広がるデザインは、正直なところアヒルのクチのようなイメージを持ちました。

また、土踏まずから足が広がるポイントで多少の引っ掛かりを感じたため、このシューズは自分には合わないかもと感じたのが最初に感じた印象です。

しかし実際に走り始めると、最初に感じた印象とは異なり、引っ掛かりを感じた部分から先の広がりのある部分に足がすっぽりと収まるとともに、土踏まずから踵までのカップリングにしっかりと足を固定される感覚があり心地よい走行感を得られました。

土踏まずから踵がカップリングに収まる感覚は、よい革靴を履いている感覚に近いかもしれません。ピタッと固定されるんです。

逆につま先側はとにかく自由で、足の指がシューズに擦れることがありません。

大体どんなシューズでも引っ掛かる部分や擦れる部分があり、動きを抑制されたり、それが怪我の原因につながります。また、指の当たりや擦れを意識して大きめのシューズを買ってしまうと履き心地が悪くなり、結局良い効果を得ることができません。

SOLSTICE M(ソルスティス M)には、指が自由で当たる部分がなく、それでいて足がしっかりと固定される感覚には驚かされました。

26.5cmで225gの重さ

ちなみにシューズの重量は軽く、26.5cmで片足225gという軽さです。

走行感については、キロ5:00前後から4:00前後で走行していますが、ソルスティスMには最近のシューズにありがちな柔らかいクッション性がありません。

どちらかと言えば硬めのシューズです。

アウトソールも単に平べったい形状で特別な細工がされている印象はありません。

反発性は高いため、ソールの硬さと反発性のバランスが心地よく、自分の走力をしっかりと走りに活かせるシューズだと感じました。

SOLSTICE M(ソルスティス-M)の耐久性は?

ソルスティスMの耐久性について感覚を先にお伝えしますと、最近は厚底のシューズを多めに履いていたせいか、ソルスティスMのような薄底シューズは距離を走っても反発力が落ちなくて(変化が少なくて)良いです。

厚底は履き始めは抜群のクッションと反発で感動するのですが、一定タイミングでガクンと性能が落ちます。アストラソルスティスMのような薄底でシンプルな構造のシューズは、アウトソールの劣化によるグリップ力定価などの機能アウトはもちろんありますが、クッション性や反発力はさほど変わらないのが良いです。

200km走行時の状態

200km走行後のソルスティスM

現在200kmほど走っていますが、アウトソールのフロント部分が少し削れ始めました。とは言いつつグリップ性能も落ちておらず、まだまだ走れる状態です。

横から見るとアウトソール素材が少しすり減っているのが分かりますね。

走力を高めるための練習シューズに最適

アルトラ ランニングシューズ

改めて、ソルスティスMは本番マラソンレースでシューズの機能からスピードを引き出して良い結果を得るためのシューズかと言われれば疑問を感じますし、私自身フルマラソンでこのシューズを履くことはありません。

しかし普段の練習にてソルスティスMを履くことで、シューズに頼らない自分自身の走力をきちんと理解しつつ、走力を高めるための練習を積めるシューズであると感じました。

それと合わせて、これだけ足が楽な状態で走れるシューズは他にそうそうありません。

ランニングシューズで足に問題を抱えている方はぜひ一度試していただきたいシューズです。

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フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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