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CW-X スピードモデル 骨盤のサポート効果に驚かされた!マラソン記録向上を目的に開発されたランニングタイツ

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CW-Xスピードモデル

CW-Xから発売されているレース用のランニングタイツ。スピードモデル(SPEED Model)。

CW-Xのランニングタイツというと、テーピング効果を意識して作られたサポート力の強いランニングタイツの印象がありますが、スピードモデルはCW-Xならではのサポート効果を意識しつつも、マラソンでより速く走ることを目的として開発されたレーシングモデルです。

マラソンでの記録向上を目指すランナーのために開発

  1. 股関節をサポートし、より動きやすく
  2. 腹圧サポートで、骨盤の前傾をキープ
  3. 「Flex Move」を採用し、軽量性・追随性を追求
  4. 段階着圧設計で、ふくらはぎの筋肉をサポート

公式サイトより引用:https://www.cw-x.jp/news/speed_model.html

なお、スピードを意識したランニングタイツといえば、ライバルとなるのが2XUのMSC。こちらがスピードモデルのライバルだと感じています。私は両方とも保有していますが、2つとも明確な違いがあり面白いですね。

二つを比較して言えるのは、「二つのランニングタイツの機能が兼ね備わったモデルが発売されれば最高なのに!」そんな感じでしょうか。

2XU MCSとの比較も合わせて今回は、このスピードモデルの感想をレビューいたします。

CW-Xスピードモデル(SPEED Model)について


改めてCW-Xスピードモデルは、CW-Xが開発したランニング時にスピードを出しやすくすることを配慮して開発されたランニングタイツです。

CW-Xといえばジェネレーターモデルを代表する様に、テーピング効果を意識したサポート力の強いランニングタイツという印象がありますが、このスピードスピードモデルはこれまでと全く異なるコンセプトで登場しました。

スピードモデルのアプローチは面白く、股関節のサポートと腹圧サポート。これによって体を動きやすくするとともに、常に前傾姿勢を保ちスムーズに足を前に出して進みやすくします。

スピードモデルのサイズ感と履いた感覚


まず初めにサイズ感ですが、私は身長170cm、ウエストは80cm前後でMサイズをチョイスしました。サイズ表的にも、Mサイズが身長165〜175cm、ウエスト76〜84cmとなっておりましたので、ちょうどMサイズの中でも真ん中のサイズ感で選ぶことができました。

一般的にランニングタイツは迷ったら小さめのサイズをとありますが、海外製のランニングタイツはそもそもが大きかったりするのでサイズ選びに迷いますが、CW-Xは日本製だけあって選びやすいです。

ちなみに他のサイズとしては以下のようになります。

  • SIZE:S ウエスト/身長(メーカー表示サイズ:68cm~76cm/155cm~165cm)
  • SIZE:M ウエスト/身長(メーカー表示サイズ:76cm~84cm/165cm~175cm)
  • SIZE:L ウエスト/身長(メーカー表示サイズ:84cm~94cm/175cm~185cm)

さて履き心地に入りますが、実際に履いてまず驚くのが素材感というか肌触りです。

ランニングタイツの素材感として、スピードモデルほどサラサラして気持ち良いものはこれまで体験したことがないと感じられるほどの良さがありました。

タイツに使用されている素材は、セーレン社の「Flex Move」が採用されており、Flex Moveは特殊編み技術による、全方向均一なストレッチ性を有した素材。高い伸度とキックバック性により肌へのフィッティング性が優れた素材です。

このFlex Moveという素材のフィット感は素晴らしく、慣れてしまうと別のランニングタイツを履く日のモチベーションが落ちるレベルです。2XUの素材も素晴らしいですが、どちらが良いかは甲乙つけがたいですね。

さて、素材の素晴らしさとは別に体感的に感じられるのが腹部から腰回りにしっかりとした圧力がかかり、骨盤が完全に固定された状態になります。この固定状態により安定して足を前に出し走り続けられるというコンセプトですが、この感覚もスピードモデルでしか体感できない感触です。

スピードモデルを履いて実際に走ってみた感想


実際に走ってみると、説明書きに記載があったように、腰回りの骨盤が固定された中でスムーズに足を出せる感覚が理解できます。

走り続けていると慣れてしまい分からなくなるのですが、走り始めは顕著にサポートされてる感が伝わりますので、スピードモデルを履いているからこそのメリットは体感できるかと思います。

なお、ジェネレーターモデルなど他のCW-Xのモデルと比べると膝やふくらはぎなどへのサポート力は正直弱いと思います。独自の段階着圧設計で、ふくらはぎの疲労抑制をサポートしてくれているとともに、全体的な締め付け感はあるものの、あくまでもスピードを出して走りたい方がターゲットであって、筋肉や関節をサポートする、疲労軽減するといったところでは効果は薄い様に感じられます。

逆にロングタイツの中で、ここまで足を動かしやすいタイツは他に見当たりません。公式で記載されているわけではありませんが、ひざを動かしやすいです。

スピードモデルを使用した人の口コミ・感想

スピードモデルは元々シリアスランナーを向けに開発されていますが、ネット上での口コミを調べてみると、「これまではランニングタイツを履く必要性が無いと感じていたけど、スピードモデルであればストレスなく履きこなせるとともに、腰や股関節がサポートされているので足がスムーズに前に出る」といった口コミ・感想が多くありました。

他にキーワードをあげると、

  • ランニングフォームも自然と前傾となる感じがして走りやすい
  • 記録を狙うためのモデルだと感じる
  • 脚の可動域が制限されない
  • 疲れてくると腰が落ちてしまう癖があったが、サポートがある為、後半でも安定して走れる
  • フィット感が高く、良い意味で履いている感覚がなかった
  • 機能性タイツ=初心者のイメージがあったが、スピードモデルは違った

これらの口コミは私も同じ意見ですね。

まとめ


実際に私はスピードモデルを履いてフルマラソンを走りましたが、キャッチコピーにあった、「マラソンでの記録向上を目指すランナーのために開発」というのは、あながち嘘ではなく、ベストタイムを記録することは出来ました。

スピードモデルといえど1km走るのにタイムが10秒縮まったとかそう言ったものではありません。

短距離でスピードが出る・出ないではなく、腰回りや股関節をサポートし、最後まで正しいフォームでスムーズに足を出し続けられる事で、フルマラソンの様に長距離を走る時に大きな効果が出るのだと感じます。

また、まだ脚の出来ていない方(これからフルマラソン完走を目指す方)が、スピードモデルを履いてベストタイムが出るかというと正直難しく、脚の出来ていない方であればジェネレーターモデルのように部位に対してのサポート力が強いタイツの方が最後まで脚をサポートし良い結果が出るでしょう。

ターゲットとしては、サブ3.5以上のランナーで、後半まで綺麗なフォームで走りたい方、そんなランナーにマッチするランニングタイツだと感じました。

最後に、2XU MCSと比較して、走りやすさ・脚の動かしやすさで選ぶのであれば、2XU MCSの方が優れていると感じます。また段階着圧設計も2XUの方が高く筋肉に対しての疲労軽減や疲労回復においても2XUに軍配が上がるでしょう。

ただフルマラソンという長距離レースで、フォームを最後まで矯正しタイムを縮めるという観点ではスピードモデルは素晴らしく、正直どちらが良いか悩ましいと感じました。

無理な話ですが、2XUの強力な段階着圧と筋肉サポート力、そしてスピードモデルの股関節や腰のサポート力の両方が兼ね備わったモデルが発売されたら最強な気がします。

以上、CW-X スピードモデルのレビューとさせていただきます。

実際に履いたランニングタイツを比較してます

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lifelog

フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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