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【2XU MCS ロングタイツレビュー】最高圧のコンプレッション力で疲労軽減と回復をサポート。履き心地と走りやすさも圧巻!

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2XU MCS

体型維持やダイエット・健康のために継続して走り続けたい。早く走れる様になって、レースで自己記録を塗り替えたい。

ランニングをおこなう理由は人それぞれですが、どんな目的にしてもランニングを行う上で共通して言えるのは、走り続けることで蓄積する足の疲労。ランニングは足を使い続けるスポーツですから、かかる負担も非常に高いものになります。

私はサブ3.5を達成し、サブ3.5からサブ3へと目標を切り替えたタイミングで練習メニューを大幅に変え走行距離も伸ばしたのですが、それに対しての悩みは、「どうやって疲労を蓄積させない様に走り続けるか」、また「疲労をどうやって軽減させるか」ということでした。

練習量が増えれば疲労が蓄積し、当然怪我に繋がりやすくなります。怪我をしたら走ることすらできなくなってしまうため、練習量を増やしつつも疲労は残さない様にするという観点で物事を考え、必要なものを取り入れる様になりました。

その中で効果があった一つが、コンプレッションタイツを履くことにより、筋肉に対しての負担を軽減することです。

今回はそのコンプレッションタイツの中でも、一番疲れが残りづらく、また走りやすいと感じている2XUというブランドのコンプレッションタイツ「2XU MCS」についてご紹介します。

2XU MCS ランニングタイツレビュー

2XUというブランドについて


まず最初に、『2XU』というブランドをご存知でしょうか?

2XU(ツータイムズユー)は、2005年にオーストラリアで操業したコンプレッションウェアブランドの中ではトップブランドです。ブランド名を直訳すると、「あなたを2倍にする」という意味。「あなたが持つ力や可能性を2倍にする」という意味。

創業者の一人は元トライアスロン世界チャンピオンのジェイミー・ハント。彼自身がトレーニングをする際に、より良いサポートアイテムがないかと考えていく中で着目したのが、医療機器としてリハビリ時などに活用されてきたコンプレッションタイツでした。

「血行を促進してくれるなど、コンプレッションタイツを身に付けるだけで身体にメリットがあるのだったら、これを改良することでスポーツにも使えるのでは」と考え、コンプレッションウェアの開発がスタートしたそうです。

2XUのコンプレッションウェアは、現在、マラソンをはじめとした陸上競技、トライアスロン、水泳、テニス、野球、サッカー、ラグビーなど様々な競技向けに開発・販売されていますが、どの分野においてもアスリートが究極のパフォーマンスを実現できるよう繊維レベルから開発を行い、軽さや動きやすさを保ちながら、適切な圧力がかかるよう設計されているのが特徴です。

その実力は独立した評価機関による科学的検証において、世界で最も優秀なパフォーマンス強化ウェアとして評価されるほどです。

そんなコンプレッションウェアとしての機能性の高さから、ここ数年で日本でも大きな話題になり、マラソン界では日清食品の佐藤悠基選手をはじめとする多くのトップランナーたちがこの2XUを採用しています。また市民ランナーでも2XUを履くランナーが増えてきています。

2XU MCS について


2XUからは、複数のランニング用コンプレッションタイツが発売されてますが、その中でも最上位モデルとなるのが「MCS」です。後に紹介しますが、MCSは2XUならではの段階的着圧構造に加えて、筋肉ホールドスタンプという機能により振動による筋肉の動きを制御し疲れづらく設計されています。

上の写真は両方ともMCSですが、ロングとハーフの2種類が発売されており、カラーは文字の色がシルバーのタイプとゴールドのタイプがあります。

今回はこの2XU MCSの中でロングのコンプレッションタイツについてお話しします。ハーフは以下で記事にしていますので、ご覧ください。

【2XU MCS】話題のショートタイプのランニングタイツ。走りやすさ・サポート・疲労軽減効果に感動

ハーフタイツもぶっちゃけめちゃ良いですよ。

なお、コンプレッションタイツという言葉に馴染みのない方も多いと思いますので、この後はランニングタイツで統一させていただきます。

2XU MCS ロングタイツレビュー


こちらが今回紹介する2XU MCSのロングタイツ。

2XUのランニングタイツの履き心地は、一言で素晴らしいに尽きるのですが、筋肉が体の適正にいる様な感覚というのが良いでしょうか。自然に筋肉が張った状態を作ってくれているような感覚で、他のランニングタイツとは異なるフィット感を得ることができます。もちろん強制的に吊り上げられている感じはありませんので不思議です。

基本的な特徴としては、他のランニングタイツと比較して圧縮性が強く、段階的着圧構造にも優れていること。また、素材に柔軟性があるためより皮膚に近い感覚があります。そして腿と脹脛が走行時の振動によって無駄に動かない様きちんとサポートしてくれます。

それぞれ具体的にお話しします。

2XU MCSの優れた段階的着圧構造


まず2XUランニングタイツの大きな特徴である段階的着圧構造。
段階的着圧構造というのはくるぶしから太ももにかけて少しずつ着圧が弱まるようにすることで、ポンプのように血流を促進するものです。段階的な着圧を施し血流がよくなると、乳酸を溜めずにどんどん血液が循環してくれるため、走行中も疲れが軽減されますし、また運動後の疲労回復も早くなります。

フルマラソンなどの長い時間走り続けるスポーツでは、途中で脚が重たくなって動かなくなってしまったり、走り終えた後、翌日以降まで疲労が残ってしまったという経験を持つ人も多いかと思いますが、まず疲労を出さないこと、そして疲労を残さないことが2XUの段階的着圧構造の大きなポイントです。

個人的にもこの段階的着圧構造のおかげで、毎日疲労を貯めずに走り続けることが出来ていると実感していますね。

最近のランニングタイツには段階的着圧に着目したものも発売され始めていますが、段階的着圧の開発が最も進んでいるのが2XUと言われ、独自の設計と生地によってきちんとした段階着圧を実現しています。

なお、2XUを履く時は、足首まわりがキツすぎてこれ本当に履けるのか?と感じてしまうのですが、上に行くに従って着圧は弱まっていきます。
それでいて実際に装着し終わるとまったく体に対して違和感の残らない履き心地となっているから不思議です。

肌と一体化した様な履き心地


つづいて2XUを履いて驚いたのが、ランニングタイツの素材感。この素材感はブランドによって大きく変わるポイントで、物によってはタイツ履いてるな〜という感覚が強いものもありますが、2XUの肌へのフィット感は素晴らしいです。

語彙力なく表現がうまくできませんが、生地の素材や柔軟性が皮膚とジャストマッチして何も履いていないような感覚を得ます。何も履いていないとなると単なる変な人ですが、それくらいのフィット感を得られるはずです。

ちなみに一般的なタイツの生地は縦編みで作られるものが多いのですが、2XUの布地は独自の丸編み技術によって360°バランス良く伸縮する生地になっています。丸編みにすることで人間の皮膚の感覚に似た「しなやか」な伸縮を実現するとともに、精度の高い段階着圧を実現しているとのことです。

このフィット感により、どんなトレーニング時でも足の動きが妨げられず気持ちよく走ることができますし、耐久性もかなり高いようで、私自身が履き始めて走行距離は1500kmを超えていますが、機能の劣化は感じられていません。

筋肉ホールドスタンプ


上の写真はタイツの裏地ですが、「腿(もも)」と「脹脛(ふくらはぎ)」部分に変な模様が入っています。

これこそが2XU MCSシリーズの大きな特徴となる筋肉ホールドスタンプ。
このスタンプ部分は素材の伸びが少なく、筋肉が振動をするのを防ぎ筋肉の疲労を抑えてくれます。また、筋肉をサポートすることで、関節の動きを安定させてくれます。この筋肉ホールドスタンプのおかげで長時間走っても疲れづらい仕組みになっています。

2XU MCS
表面からみても、筋肉ホールドスタンプが分かりますね。

2XUにはポケットが付いてて収納力がある

2XUを紹介する上でもう一つ大切なことがあります。

ランニング時に何も持たずに走ることはほとんどありません。自宅の鍵、スマホ、小銭などは持ち歩きますよね。
その際、小物をランパンのポケットに収納すると、ポケットの中で収納したものが揺れて走りづらくなりますから、別途ランニングポーチを用意して腰に巻いたり、腕につけて走るのが一般的だと思います。


2XUのランニングタイツにはポケットが付いており、スマホや小銭、鍵などをポケットに収納して走ることができるのですが、それなりの収納力あり重宝します。

私の場合は、ガッツリ走る際は、大きいサイズのスマホ(iPhone11Pro Max)、家の鍵、小銭と加えてエナジージェルを2本程度用意して走るのですが、これ全てが2XUのランニングタイツに収納できてしまうのです。

一点注意しないといけないのが、旧型の2XUと新型の2XUではポケットの形状が異なること。

手前下が新型の2XU MCS、奥が旧型の2XU MCSとなりますが、旧型のタイプはポケットが1つしかついておらず、ここに全てを収納する形になってしまいます。ポケットが一つしかないタイプでも、スマホ、鍵、小銭程度であれば収納できますが、硬いものを複数入れて重なると中で揺れ動きますし、プラスでエナジージェルを入れることはできません。

新しいモデルでポケットが複数になりましたが、写真左のチャック付き部分に小銭と鍵、真ん中にスマホ、右側のポケットにエナジージェル。そんな感じで収納できるのでお勧めですよ。

まとめ

私、趣味でランニングタイツたくさん持っていますが、2XU MCSは今まで履いてきたランニングタイツの中で、疲労軽減・疲労回復、そして走りやすさというランニングタイツに求める全ての観点において、ずば抜けて効果が高いと感じています。

疲労軽減という観点だけでみるとCW-Xジェネレーターモデルも素晴らしいのですが、ジェネレーターモデルは生地が厚くて夏場履く気になれませんし、スピードを出すことにも向きません。

ちなみに2XUのラインナップにおいては、MCSの他にPWXがあり、PWXはMCSと比べると筋肉ホールドスタンプが付いていないタイプで値段も少し安価に設定されています。軽量・サポート・動きやすさをウリとして、ターゲットは一般ランナー、ライトユーザーとしていますが、個人的には筋肉ホールドスタンプが付いているMCSの方が断然良いです。※MCSもめちゃ軽いですし。

MCSというとシリアスランナー向けなイメージがありますが、一般ランナーやライトユーザーは筋肉が整っていないのですから、筋肉サポート機能がついたMCSの方が快適に走れ、疲労が蓄積しづらいはずです。

  • 定期的にランニングをするので疲労が蓄積しづらいランニングタイツが欲しい
  • フルマラソンなどのレースで疲労を軽減できるランニングタイツが欲しい
  • ランニングする際にスマホや小銭などを楽に持ち運びたい

こんな方には2XU MCSが間違いなくお勧めです。

実際に履いたランニングタイツを比較してます

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lifelog

フルマラソン3時間9分。サブ3を狙って毎月250〜300km走っている市民ランナーです。

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