【ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% レビュー】リズムで跳ねるように前にグングン進む最強の爆速シューズ。

ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト ランニングシューズ

MGC、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝をはじめ主要レースで多くのトップランナーが履いていて話題になったあの厚底ランニングシューズ、ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト(略してネクスト%のピンク)です。

ネクスト%のグリーンが日本で発売されたのは確か2019年07月。私自身ネクスト%の前モデルである4%や普及帯のズームフライなど同社の厚底シューズはいくつか履いており、走行感の素晴らしさはしっかり体感していましたが、厚底シューズを履いているランナーの割合が増え過ぎた感がありましたし、ぶっちゃけ足入れ感はアシックスのシューズの方が間違いなく良いし、そしてお値段かわいくないしで、ネクスト%を購入するのはちょっと・・・みたいな気持ちがありました。

そう感じつつも、周囲のランナーさん達がネクスト%を履いて自己記録が塗り替えられていく状況を横目で見て羨ましくも感じていたんですよね。

そんな中で2019年9月に発売されたピンクブラストは我慢できませんでした。個人的にピンク好きなんです。これならめちゃ目立って走ることができる!とポチしてしまいました。

しかし、ナイキさんやりますね。
このピンクブラストの発売日は9/15でしたが、それってMGCの当日ですよね。


MGCに出走した選手。とにかくネクスト%ブラストピンク率が高く驚きました。


MGCのゴール付近にはネクスト%のキャンペーンカーが控えているという段取りの素晴らしさ。これプラスSNSでの広告でしょ。こういった複合的なプロモーションは勉強になります。笑

選手たちの大半がピンクブラストのネクスト%を履いて素晴らしい走りをしていたので、その場でポチってしまった方も多いのではないでしょうかね。(私もそうなってしまった一人)

なお、MGCにて東京マラソン日本代表に内定した男子1位の中村匠吾選手、2位の服部勇馬選手、女子2位の鈴木亜由子選手、そしてもちろん男子3位の大迫傑選手もズームX ヴェイパーフライ ネクスト%を履いていました。男子では出場30人中16人が履き、上位10人中で8人がネクスト%という驚異的な着用率ですから、MGCはナイキにとっても最高のレースだったのではと思います。

2020年箱根駅伝においては80%以上がネクスト%でしたもんね。マラソンファン以外にも認知されて、社会現象レベルに注目されてしまいました。

ここまで有名になってしまうと、2020年シーズンはネクスト%で走る市民ランナーも沢山いる事が想定されるので、このピンクで目立つという事は難しくなってしまいました。

さて今回はこの話題のシューズ、ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラストをレビューします。初めて履いたのが2019年9月22日、追筆している現在が2020年1月15日、この4ヶ月間でネクスト%にて約300kmの走行を積み重ねていますが、自分でも驚くほどの結果が出ています。

ネクスト%のピンクレビュー

デザイン

ネクスト% ピンク

改めまして、ようこそ。ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト。(略してネクスト%のピンク)

ナイキのシューズって以前からかっこいいな〜と思っていましたが、オーナーとして改めて眺めてみるととにかくカッコいいです。横幅もキュッと絞られていてスタイリッシュな印象を持てます。(親バカ感)

シューレースの部分が若干斜めに向いているのも面白い形状だな〜と感じました。ちなみにこの形状のシューレースは、足の甲の血管にかかる圧力を軽減するために中央からズレた形状になっているんですって。


そして話題の厚底と、反り返り感。ディテールを眺めているだけで一体どんな走りができるのだろうとワクワクしてきます。

他のシューズと比べてどれくらい厚みあるのだろうと思い、アディゼロ匠戦5、ターサーエッジ、ネクスト%で並べてみたところ、以下の感じになりました。

言い過ぎかもしれませんが、アディゼロ匠戦5の約3倍、ターサーエッジの1.7程度厚底のように見えます。

クローズアップして背面から撮影。

エロさを感じます。美尻!(語彙の無さの極み)

クッション性は非常に高く、私がこれまで履いたシューズの中で間違いなくトップクラスのクッション性の高さだと感じました。まさにお尻をさw(いい加減にしろ)

さてネクスト%のミッドソールついて。ネクスト%のミッドソール素材にはズームXフォームというナイキの最上位のミッドソール素材が使われています。この素材はクッション性が高いながらもエネルギーリターン率も高いと言われており、現在、ヴェイパーフライシリーズとペガサスターボシリーズにしか入っていない素材です。

ネクスト%では「クッション性能の向上」と「脚の保護」の観点から、ズームXフォームを前モデルよりも15%増量しているとの事。個人的には増量という言葉が好きです。期待できます。得した感じがします。

また、ズームXフォームに挟み込まれるようにして内には硬いカーボンファイバープレートが配置。ズームXフォームとカーボンファイバープレートとのコラボレーションこそがヴェイパーフライシリーズ最大の特徴であり、跳ねるような推進力が生み出されます。

ランニングシューズは「路面に効率よく脚力を伝達するために薄底が良い」というのがこれまでの常識でしたが、ネクスト%によってこれまでの通説がサクッとリセットされました。

実績については、MGCやニューイヤー駅伝・箱根駅伝等の結果を見れば分かりますし、現在世界のメジャーなマラソン大会の表彰台に上がった多くのランナーが、この系列のシューズを履いていたというのですから実績としても十分でしょう。

サイズ感と足入れ感


私が購入したのは27.0cmのサイズです。普段履いているアシックスやアディダス、ONなどのランニングシューズでは26.5cmを履いていますが、ナイキは同サイズだとキツいので一つ上の27.0cmをチョイスしましたがちょうど良かったです。

※ちょうど良いというと誤解がありますので補足しておきますと、長さは合っていないけど、横幅がフィットしているという感覚です。私の足の場合、ナイキのシューズは長さで合わせると全く足に合わずを入れるのも大変になってしまうので、横幅で合わせてシューレースで纏めています。

ちなみに私の足の実測値は、左が24.5cm、右が25.0cm。先日ランニングシューズ屋で測定してもらったのですが予想以上に小さくて驚きました。それでいて横幅は少し広め。日本人によくありがちな足の形状です。

そんな感じですので、ネクスト%を実際に履いてみて履き心地が良いのではなく、なんとか合わせにいっている感じ。ナイキはトップランナーでもトップランナー個々の足に合わせて特別仕様のモデルを作らないと聞いたことがありますが、それが本当であれば多くの日本人ランナーは合わせにいっているということになるかと思います。ぶっちゃけ足に合わないランナー多いんじゃないかな。

やっぱり個人的にはアシックスのターサー系の履き心地の方が圧倒的に好きですね。

また、アッパー素材には伸縮性がありませんので、サッと履ける感じもありません。

重量

シューズの重量は190g前後でした。
ネクスト%の重量
かなりの厚底ですから重量もそれなりになると思ってましたが、思ってたより重量は軽いようで、26.5cmのターサーエッジの190gと同程度の重さです。

アッパー素材

軽さの理由としては、アッパー(足の甲を覆う部分)の素材によるものが大きいように感じており、



スケスケで薄い素材が使われているのです。(私の指見えますか?)

こういった部分の積み重ねが軽さの理由なのでしょう。

ちなみにこのアッパー素材にはVaporWeave(ヴェイパーウィーブ)という名前が付けられており、これまでの4%で問題となっていた水を吸い込んで重たくなってしまう問題を改善された素材になっています。触った感触としてはナイロン素材のような感じで、今までのシューズでこういった感触のアッパー素材は見た事がありませんでした。4%で問題になった水を含んで重たくなってしまうような感じは全くしないですね。

冬の雨のレースは避けたいですが、こういった部分にこだわられていると安心です。

続いてソール部分です。
ヴェイパー フライ ネクスト%のソール

ソールも雨天対策が施されており、濡れた路面に対応すべくアウトソールの溝が深い作りになっています。濡れていない道でのグリップ力は申し分ないですし、これまでに何度か雨天時にネクスト%を履いて走りましたが、雨天時の走行でも滑りづらいです。雨で重くならない+しっかりグリップが効くので、雨天時のレースでも他のシューズと比べてしっかり戦えると感じました。

走行感について

ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト

どんな能書きよりもやはり実績です。

ネクスト%を購入して4ヶ月間、既に300キロ前後の距離を走り、フルマラソンに2回参戦しています。

ネクスト%を購入した時点での私の実力はサブ3.5をクリアしたレベルでしたが、購入後のレースでは全てPBを更新して現在のフルマラソンでのPBは3時間9分まで更新できました。

もちろんシューズのおかげだけでなく、それなりに走りこんできた成果もありますが、ネクスト%を履いたことによる恩恵はしっかりと感じられています。

このシューズを履いて感じたトピックを記載しますと、まず履き始めの最初の走行では10キロのペース走を行いました。

その数日前にターサージャパンにて10kmペース走を行なっていましたので、データを比較したくルート含めその時と基本同じ内容で走ってみました。※自宅からいきなり走り始めているので最初の2,3kmはウォームアップを含みます。唯一異なるのはネクスト%で走った際に2km地点あたりで1回信号待ちがあった事くらいです。

で、その記録がこちら。


左がターサージャパン、右がネクスト%。

平均心拍数はネクスト%の方が低いのに、圧倒的にスピードが出ている事が伝わりますでしょうか。話では聞いていましたが跳ねるような推進力というのでしょうか。このレベルが圧倒的で、これまで履いてきたどのシューズよりも高いものが感じられました。

走ってて気持ち良いな〜と思いつつペースを確認すると4:05前後のペースになっていました。これまでこのペースで10km走り続けたことは無かったのでこのまま走り続けて大丈夫なのか?という不安がありました。(新しいシューズだから頑張っちゃっているということもあるでしょうし。)

しかし、5〜6kmあたりで気付いたのが、ネクスト%のクッションと反発力が心地よいリズムに繋がっているということ。一定のペースでリズムを取りながら走れている感覚で、グラフを見てもペースの波がほとんど無いのです。今回走ったコースは公園の周回コースでありつつもアップダウンがそれなりにあるコースであるためペースの波は出てしまうのですが、その波が非常に少なく走れています。

縄跳びしているかのようにリズムを取りながら体感的にペースを感じ取って走っているような感覚でした。

なお、ネクスト%の跳ね方は独特ですので、履きこなすには体幹を鍛える必要はありそうです。

着地に関しては厚底をしっかり体感したくヒールストライクで走ってみましたが、まず着地して感じるのはしっかりと詰まったズームXフォーム素材による柔らかいクッション。そしてカーボンファイバープレートによるバネのような跳ね感です。この連携が素晴らしい。

ネクスト%はフォアフットの方が良い効果が出るといったキーワードを目にしますが、ヒールストライクで走っても素晴らしい効果を体験できると個人的には感じました。

ちなみに私のレベルだとこの10km走のペースは自己新に近いペースです。

5kmに関しては20:35→20:17と自己新を18秒更新していますし、10kmもあと41:29に対して41:35.7とあと7秒で自己新だったので、ウォームアップを別で測定していれば間違いなく自己新が出ていました。

未体験のスピードで走っているのに、足はもっともっと前に出せる。ただし心拍が付いていけるか分からないからこのペースで抑えるという感覚。ラスト1kmで3:54を出せたのも足がまだ残っていたということなのだと思います。

その後、20キロ走、30キロ走というロング走もいくつか積んでみましたが、問題なく履きこなせましたので本番レースでも採用する事に決めたのでした。

その後、フルマラソンにて二度ネクスト%を使用。履く前のレースが、

2019年3月17日:板橋Cityマラソン→3:27:53(サブ3.5達成)

でしたが、ネクスト%を履いたことによって、

2019年11月10日:横浜マラソン→3:19:31
2019年12月1日:湘南国際マラソン→3:09:13(サブ190達成)

と記録を大幅に更新しています。

フルマラソンをネクスト%で走ってみて感じたのは最後まで足が終わらない。これに尽きるように思いますね。横浜マラソンでも湘南国際マラソンでも最後37km以降の疲労が蓄積した状態でもキロ4分台は維持できており、足が終わって走れなくなってしまうことがありません。ズームXフォーム15%増量の効果がしっかり体感できます。

なお、フルマラソンを走り終わった後の足の状態ですが、親指に血豆が出来てしまいました。この辺りはジャストフィット出来ていないため、ある程度許容しなければいけません。

シューズの寿命について


ヴェイパーフライシリーズの弱点として寿命というキーワードがありました。前モデルの4%は160kmで寿命と言われており、フルマラソン4回しか走ることのできないシューズと言われていましたが、それに対してネクスト%の寿命は400kmまで上がったと聞いてます。

写真は購入後300キロを走行した現在のネクスト%です。


走行寿命は400キロと言われていて、その指数的な距離からみると残り100キロというところですが、250キロを超えたあたりからソールの擦り減りや劣化が少しづつ目立つ様になりました。

とは言ってもまだまだ走行感に支障をきたすような感じはありません。新しいネクスト%と比較したら違いが分かるのかもしれませんが二足持ちはお財布にも厳しく。

残り100キロは十分に戦ってくれるでしょうし、出来れば500、600キロと頑張ってもらいたいです。ついでにその後どこまで距離を伸ばせるかも見てみたい気がします。

ネクスト%の劣化具合については、最終的にヘタってダメになってしまうまで定期的に状況を報告します。

まとめ

ネクスト%を購入して4ヶ月、レースを中心に約300kmほど走ってきましたが当面のレースでは手放せそうにありません。2020年のレースもネクスト%で走る予定です。

どこかでナイキのヴェイパーフライシリーズはドラッグシューズだと聞いた事がありますが、今回試走してみて感じたのは、間違いなく自分の実力以上の走りがこのシューズによって出来ているという事。これは本当にドラッグシューズと呼んでも良いのかもしれませんね。

とは言いつつ、ネクスト%に慣れ過ぎてしまうのも何か違和感を感じるものがありますので、トレーニングではこれまで通りのシューズ、本番レースにてネクスト%を使うという運用が良さそうです。

これまでの課題をしっかり見直されてパワーアップされた「ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト%」、今の自分にとっては最強のレーシングシューズです。

コメント

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