【ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% レビュー】リズムで跳ねるように前にグングン進む最強の爆速シューズ。

ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト ランニングシューズ

MGCで多くのランナーが履いていて話題になったあの厚底ランニングシューズ、ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト(略してネクスト%のピンク)をお迎えしました。

4%やズームフライなどの厚底シューズは何度も履いているので走行感などはイメージが持てていて素晴らしいなとは感じていましたが、みんな履いているので購入するのはちょっと・・・みたいな気持ちがありました。

ぶっちゃけ足入れ感に関してはアシックスなどの方が間違いなく良いですし、自分はナイキに行かなくて良いかなと考えつつも、横目で羨ましく感じていた訳です。

そんな感じでしたのでネクスト%のグリーンが発売された時も良いなと思いつつ堪えていたのですが、今回のピンクは我慢できませんでした。ピンクが発売される旨の発表があり、好きなピンクだしこれならしっかりと目立つことができる!とポチしてしまいました。

しかし、ナイキさんやりますね。
このピンクブラストの発売日は9/15でしたが、それってMGCの当日ですよね。


MGCに出走した選手。とにかくネクスト%ブラストピンク率が高く驚きました。


MGCのゴール付近にはネクスト%のキャンペーンカーが控えているという段取りの素晴らしさ。

選手たちの大半がピンクブラストのネクスト%を履いて素晴らしい走りをしていたので、その場でポチってしまった方も多いのではないでしょうかね。(私もそうなってしまった一人)

なお、MGCにて東京マラソン日本代表に内定した男子1位の中村匠吾選手、2位の服部勇馬選手、女子2位の鈴木亜由子選手、そしてもちろん男子3位の大迫傑選手もズームX ヴェイパーフライ ネクスト%を履いていました。男子では出場30人中16人が履き、上位10人中で8人がネクスト%という驚異的な着用率ですから、MGCはナイキにとっても最高のレースだったのではと思います。

また、ここまで有名になってしまうと、2020年シーズンのレースではピンクのネクスト%で走る市民ランナーも沢山いる事が想定されるので、このピンクで目立つという事は難しくなってしまいました。

さて本日はこの話題のシューズ、ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラストをレビューします。実際の走行に関してはまだ1本しか走れていませんが、自分でも驚く結果が出ました。

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ネクスト%のピンクレビュー

デザイン

ネクスト% ピンク

改めまして我が家へようこそ。ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト。(略してネクスト%のピンク)

ナイキのシューズって以前からかっこいいな〜と思っていましたが、オーナーとして改めて眺めてみるととにかくカッコいいです。横幅が狭い(履き心地に繋がるけど)だけあって、スタイリッシュな印象を持てます。(早速親バカ感)

シューレースの部分が若干斜めに向いているのも面白い形状だな〜と感じました。ちなみにこの形状のシューレースは、足の甲の血管にかかる圧力を軽減するために中央からズレた形状になっているとの事。


そして話題の厚底と、反り返り感。ディテールを眺めているだけで一体どんな走りができるのだろうとワクワクしてきます。

他のシューズと比べてどれくらい厚みあるのだろうと思い、アディゼロ匠戦5、ターサーエッジ、ネクスト%で並べてみたところ、以下の感じになりました。

言い過ぎかもしれませんが、アディゼロ匠戦5の約3倍、ターサーエッジの1.7程度厚底のように見えます。(きちんと測定したいのだけど我が家の定規はどこに行った?)

クローズアップして背面から撮影。

なんかもうエロさを感じます。(語彙の無さの極み)

サイズ確認のためにとりあえず履いてみましたが、クッション性は非常に高く、私がこれまで履いたシューズの中で間違いなくトップクラスのクッション性の高さだと感じました。

さてネクスト%のミッドソールついて。ネクスト%のミッドソール素材にはズームXフォームというナイキの最上位のミッドソール素材が使われています。この素材はクッション性が高いながらもエネルギーリターン率も高いと言われており、現在、ヴェイパーフライシリーズとペガサスターボシリーズにしか入っていない素材です。

ネクスト%ではクッション性能の向上と脚の保護の観点から前モデルよりも15%増量しているとの事ですから期待できます。

また、ズームXフォームに挟み込まれるようにして内には硬いカーボンファイバープレートが配置。ズームXフォームとカーボンファイバープレートとのコラボレーションこそがヴェイパーフライシリーズ最大の特徴であり、跳ねるような推進力が生み出されます。

これによって「路面に効率よく脚力を伝達するために薄底が良い」という、これまでの常識を覆したのですが、その実績については、今回のMGCの結果を見れば分かりますし、現在世界のメジャーなマラソン大会の表彰台に上がった選手の75%が、この系列のシューズを履いていたというのですから驚くべき状況ですね。

サイズ感と足入れ感


ちなみに今回私が購入したのは27.0cmのサイズです。普段履いているアシックスやアディダス、ONなどのランニングシューズでは26.5cmを履いていますが、ナイキは同サイズだとキツいので一つ上の27.0cmをチョイスしましたがちょうど良かったです。

※ちょうど良いというと誤解がありますので補足しておきますと、長さは合っていないけど、横幅がフィットしているという感覚です。私の足の場合、ナイキのシューズは長さで合わせると全く足に合わずを入れるのも大変になってしまうので、横幅で合わせてシューレースで纏めています。

そんな感じですので、実際に履いてみて足入れ感が優れているかというとそうではなく、個人的にはアシックスのターサー系の履き心地の方が好きですね。

また、アッパー素材は伸縮性がありませんので、サッと履ける感じもありませんでした。

重量

シューズの重量は190g前後でした。
ネクスト%の重量
かなりの厚底ですから重量もそれなりになると思ってましたが、思ってたより重量は軽いようで、26.5cmのターサーエッジの190gと同程度の重さです。

アッパー素材

軽さの理由としては、アッパー(足の甲を覆う部分)の素材によるものが大きいように感じてまして、



スケスケで薄い素材が使われているのです。(私の指見えますか?)

これが軽さの理由の一つなのでしょうね。

ちなみにこのアッパー素材にはVaporWeave(ヴェイパーウィーブ)という名前が付けられており、これまでの4%で問題となっていた水を吸い込んで重たくなってしまう問題を改善された素材になっているとのこと。

触った感触としてはナイロン素材のような感じで、今までのシューズでこういった感触のアッパー素材は見た事がありませんでした。4%で問題になった水を含んでしまうような感じは全くしないですね。

冬の雨のレースは避けたいですが、こういった部分にこだわられていると安心です。

続いてソール部分です。
ヴェイパー フライ ネクスト%のソール

ソールも雨天対策が施されており、濡れた路面に対応すべくアウトソールの溝が深い作りになっています。まだ雨天時に走っていませんが、濡れていない道でのグリップ力は申し分ありませんでした。

走行感について

ナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト% ピンクブラスト

どんな能書きよりもやはり実績です。
せっかくネクスト%を買ったのだから、直近で頑張った走りと比較してみたいと思いまして、二日前に行った10kmペース走を行いました。

私のレベルですが、現在はサブ3.5ホルダーで、1ヶ月半後のフルマラソンでサブ3.25(3時間15分切り)を狙っているレベルです。

体調としては、9日連続走行中であるとともに、その内容としてもビルドアップ・インターバル・ペース走などのポイント走をメインで行ってきたため、正直疲労はピークに近く今回のネクスト%試走のために前日だけ10kmジョグを行い疲労を少し抜いた状態です。


この状態。

比較対象となる二日前のペース走ではターサージャパンを着用、本日がネクスト%を着用となり走ったルートは全く同じです。自宅からいきなり走り始めているので最初の2,3kmはウォームアップを含みます。唯一異なるのはネクスト%で走った際に2km地点あたりで1回信号待ちがあった事くらいです。

で、その記録がこちら。


左がターサージャパン、右がネクスト%。

平均心拍数はネクスト%の方が低いのに、圧倒的にスピードが出ている事が伝わりますでしょうか。
話では聞いていましたが跳ねるような推進力というのでしょうか。このレベルが圧倒的で、これまで履いてきたどのシューズよりも高いものが感じられました。

着地に関しては厚底をしっかり体感したくヒールストライクで走ってみましたが、まず着地して感じるのはしっかりと詰まったズームXフォーム素材による柔らかいクッション。そしてカーボンファイバープレートによるバネのような跳ね感です。この連携が素晴らしい。

走ってて気持ち良いな〜と思いつつペースを確認すると4:05前後のペースになっていました。これまでこのペースで10km走り続けたことは無かったのでこのまま走り続けて大丈夫なのか?という不安がありました。(新しいシューズだから頑張っちゃっているということもあるでしょうし。)

しかし、5〜6kmあたりで気付いたのが、ネクスト%のクッションと反発力が心地よいリズムに繋がっているということ。一定のペースでリズムを取りながら走れている感覚で、グラフを見てもペースの波がほとんど無いのです。今回走ったコースは公園の周回コースでありつつもアップダウンがそれなりにあるコースであるためペースの波は出てしまうのですが、その波が非常に少なく走れています。

縄跳びしているかのようにリズムを取りながら体感的にペースを感じ取って走っているような気持ちでした。

ちなみに私のレベルだと今回のペースは自己新に近いペースです。

5kmに関しては20:35→20:17と自己新を18秒更新していますし、10kmもあと41:29に対して41:35.7とあと7秒で自己新だったので、ウォームアップを別で測定していれば間違いなく自己新が出ていました。

自分としては未体験のスピードで走っていているのに、もっと足は前に出せる。ただし心拍が付いていけなくてこのペースという感覚でした。ラスト1kmで3:54を出せたのも足がまだ残っていたということなのだと思います。

まとめ

今回試走として10kmを走ってみましたが、足のどこかが痛くなるということもありませんでした。今後、20〜30kmの長距離での走行を試して問題がなければ今シーズンのレースはネクスト%で戦おうと考えています。

どこかでナイキのヴェイパーフライシリーズはドラッグシューズだと聞いた事がありますが、今回試走してみて感じたのは、間違いなく自分の実力以上の走りがこのシューズによって出来ているという事。これは本当にドラッグシューズと呼んでも良いのかもしれませんね。

とは言いつつ、ネクスト%に慣れ過ぎてしまうのも何か違和感を感じるものがありますので、トレーニングではこれまで通りのシューズ、本番レースにてネクスト%を使うという運用が良さそうです。

補足ですが、ヴェイパーフライシリーズの弱点として寿命というキーワードがあります。前モデルの4%は160kmで寿命と言われており、フルマラソン4回しか走ることのできないシューズと言われていましたが、それに対してネクスト%の寿命は400kmまで上がったようです。

これまでの課題をしっかり見直されてパワーアップされたナイキ ズームX ヴェイパー フライ ネクスト%。今の自分にとっては最強シューズとなりそうです。