【adizero Takumi Sen 5 レビュー】スピード走・短距離レースに欠かせない相棒。いつかはフルマラソンで履きたいシューズ。

adizero Takumi Sen 5 ランニングシューズ

アディダスから発売されているランニングシューズの中で、スピードにこだわったシューズがadizero Takumi Sen 5(アディゼロ匠戦5)。

初めてフルマラソンに出た時のシューズが adizero Takumi Ren3(アディゼロ匠練3)だったこともあり、私自身アディゼロシリーズには思い入れがあり、シリーズのスピードラインということで2019年2月にお迎えしました。

このシューズはスピードトレーニング時のメインシューズとして履き、約300km走りましたので改めてレビューいたします。

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adizero Takumi Sen 5 レビュー

adizero takumi sen5は、流行りの厚底シューズではなく薄いシューズ。匠戦シリーズは青山学院の選手も履いているので知名度も高くサブ3を狙うシューズとしても定番となっています。

デザイン

まずはデザインからみていきます。

adizero Takumi Sen 5

こちらが少し斜めから見たアディゼロ匠戦5。
クッション性と反発性を両立したBOOST(ブースト)がフロントのアッパーとミッドソールに配置され薄底シューズでありながらも接地から蹴り出しのタイミングで高い反発力を生み出します。

上から見ると、


左足に匠、右足に戦の印字が。シンプルに強そうですね。

アウトソール部分を見ていきます。

特徴的なのが、特殊な樹脂突起を分割配列されている DSP quickstrike(クイックストライク)と、前足部と踵部分にあるコンチネンタルラバーアウトソール(黒いラバー部分)の組み合わせ。

この組み合わせがブーストとの相性が抜群で、着地での強力なグリップと蹴り出しの際にしっかり反発してくれるため、気持ちよく足が転がっていくような感覚を得られます。

履き心地

私の足のサイズは26.5cmがベースで、シューズによっては27.0cmをチョイスします。基本的には少し緩めのシューズを選んで紐で締める履き方をしています。
匠戦5を購入した際、何を血迷ったのか26.0cmを購入してしまい、やはり26.5cmにしておけばよかったと後悔してます。
シューズの長さ的には26.0で問題ないのですが、細身なデザインからか親指や小指が当たってしまい、長い距離を走ると豆ができてしまいます。(10km前後ならジャストだけどハーフ走ると豆ができたり足が痛くなるみたいな)
長距離走るランニングシューズは、やはり1サイズ大きめに限りますね。

なお、adizero Takumi Sen 5の実際の重量は、26.0cmのサイズで右足156.5g、左足160gでした。
アディゼロ匠戦5の重量

この160g以下という重量は私が保有しているランニングシューズの中では圧倒的に軽いです。
2番目に軽いシューズが同じくアディダスのアディゼロジャパンですが、アディゼロジャパンの重量は195g〜200g。
40g程度の差ですが、この軽さは実際に履いてみると比べ物にならないほど軽く感じますし、走っていて軽さを体感できます。

走り心地


さて実際に走っていての感想です。
購入してから本日までに約300km走っていますが、スピードの出しやすさという観点では間違いなく保有シューズの中でトップです。
先に記載した、地面に対してのグリップ力、反発力、そしてシューズの軽さのバランスが素晴らしく、自分の実力以上に足が前に出ていく感覚がありますしタイムもついていきます。

下のキャプチャは、これまでの自己ベストですが、1kmとハーフマラソンはアディゼロ匠戦5で出したもの。ハーフをキロ4:15平均で走れたときは自分でも驚きました。

※5kmと10kmはOnのCloudで出したタイム。

さて、このシューズが早く走れている要因と繋がっているのかどうかわかりませんが、私の走り方(着地)は、フォアフットで走ることもあればヒールストライクで踵から入る日もあります。一応フォアフットでの走りを目指しつつ疲れてくるとヒールストライクになる、フルマラソンなどの長距離レースでは無理せずにヒールストライクで走るというイメージかもしれません。

adizero Takumi Sen5を履いて驚いたのが意識せずともフォアフットで着地がしやすいシューズであることです。シューズによってはフォアフットで着地しづらいシューズもあるのですが、匠戦5は軽く飛び跳ねるように走れて、つま先から着地し膝をクッショニングしてくれるような感覚で走れます。

下の写真は現時点のアディゼロ匠戦5(約300km走行)ですが、踵部分よりもフォアで着地する部分の方の消耗が激しいことが伝わるかと思います。

左右で消耗の仕方が異なるので、バランスに問題あるのかな?と不安を抱えつつ。
下に新品時の写真も並べますので、消耗具合も合わせて確認ください。

普段気づきませんでしたが、改めて確認してみると、凹凸部分(クイックストライク)がいくつか取れてしまってもいますね。
本来練習用のシューズではなくレーシング用のシューズですから、300kmの走行でこの程度の消耗であれば問題はないかと思います。

まとめ

さて、アディゼロ匠戦5は軽くて早く走れる素晴らしいシューズでありつつも、疲労の蓄積は大きく、脚がしっかりできていないランナーには向かないように感じます。

私自身も2019年3月の板橋Cityマラソンで、アディゼロ匠戦5を履くか、アディゼロジャパンを履くか最後まで悩んだ結果、アディゼロ匠戦5を選ばずにアディゼロジャパンをレースシューズとして選びました。

アディゼロ匠戦5を選ばなかった理由は、当時の私の体力では42.195kmをアディゼロ匠戦5で走りきれる自信がなかった為です。

当時レース前に何度か20km〜30kmの長距離練習を行なっていましたが、走りやすいしスピードは出るものの20kmを超えたあたりから脚が終わる感も高く感じました。当然レースでは気分も上がり必然的にペースも上がっていきますから、そこにアディゼロ匠戦5をぶつけたら前半ポジティブ過ぎる走りになり、後半戦えていないことが容易に想像が出来た為です。

その結果、3時間27分で走ることができて、サブ3.5の称号を得ることが出来たので、サブ3.5を狙いに行った自分の選択は間違ってはいませんでした。

今の自分であっても、まだフルマラソンで匠戦5はチョイス出来ず、このシューズを履けるレースは、〜ハーフマラソンまでの距離だと感じます。逆にハーフマラソンまでの距離であれば何も考えずに匠戦5をチョイスします。

アディゼロ匠戦5はサブ3をターゲットとしたシューズですから、きちんとサブ3が狙える脚づくりをした上で履いて、匠戦5のスピード感で走るフルマラソンに挑みたいですね。